- 転職エージェントは、信用金庫から転職するために必ず使うものではないと私は考えています。
- ただ、私のように初めての転職で、異業種・未経験の職種に挑戦する場合は、情報収集の面で役に立ちました。
- 私は3社を利用しましたが、今振り返ると2社でも十分で、多くても3社だと思っています。
- 使い方としては、「転職先を決めてもらう場所」ではなく、情報収集・求人紹介・書類の相談・面接対策の場として使うのがよいと考えています。
私は信用金庫から、未経験でITエンジニアに転職しました。初めての転職で、転職エージェントを3社利用しています。
この記事は、おすすめエージェントのランキングではありません。信用金庫で働いていた私が、エージェントに何を聞き、何が役に立ち、今ならどう使うかを、私自身の体験として書いたものです。 以下はあくまで私自身の経験です。
信用金庫からの転職で、エージェントは使うべき?
結論として、エージェントは必須ではありません。
一方で、次のような状態の人は、一度相談してみる価値があると私は思います。
- 信用金庫を辞めたいが、次の業界・職種が固まっていない
- 信用金庫の経験が異業種で通用するのか不安
- 未経験の業界へ転職できるのか知りたい
- 初めての転職で、何から始めればよいか分からない
- 自分と似た経歴の人の転職事例を知りたい
- 一人で求人を見るだけでは、判断材料が足りないと感じる
私は、まさにこの状態でした。信用金庫以外で働いた経験がなく、金融営業しか知らない中で、ITエンジニアになれるのかが分かりませんでした。 そのため、私にとってエージェントへの相談は役に立ちました。全員に勧めたいわけではありません。
私が信用金庫からの転職でエージェントを3社使った理由
3社を使った理由は、次の3つです。
- 初めての転職で、何も分からなかった
- 金融出身でIT業界に行けるのか知りたかった
- 複数の意見や求人を比べたかった
3社それぞれに違いはありましたが、その中でも、私の場合はリクルートエージェントのサポートが最も具体的でした(詳しくは後述します)。 3社の違いや、未経験エンジニア向けの選び方は、未経験エンジニア向け転職エージェントの選び方|3社使って異業種転職した私の体験談にまとめています。
ただし、今振り返ると、2社でも十分だったと思っています。
転職エージェントに一番聞きたかったこと
私の場合はITエンジニアへの転職を考えていたため、エージェントには主に次の2点を確認しました。信用金庫から転職する人全員にITを勧めたいわけではなく、これは私の希望職種に合わせた質問です。
- 金融業界出身で、エンジニア職へ転職している人はいるのか
- 未経験でも、エンジニアへ転職できるのか
信用金庫以外で働いた経験がなく、金融営業しか経験していない自分でも、ITエンジニアになれるのか。これが一番の不安でした。
相談して「自分にも可能性がある」と思えた
担当者から聞いた話
担当者からは、金融業界からエンジニアへ転職する人は少なくない、と説明されました。未経験からのエンジニア転職も可能だと言われました。
また、技術的なことは仕事をしながら覚えていく部分もあるため、まず人間的なところがしっかりしていることが大事だ、という説明も受けました。具体的には次の2つです。
- 素直さ:同僚や先輩の話に耳を傾け、素直に受け入れて自分の知見にできること
- 学習意欲:エンジニアは学び続ける必要があるので、働きながら勉強できる姿勢
これは、担当者から私が受けた説明です。業界全体に当てはまる事実だと言いたいわけではありません。
SNSでは情報がほとんど得られなかった
当時、SNSで信用金庫について調べても、実際に転職した人の経験や、私と同じような考えを持つ人の情報はほとんど得られませんでした。 エージェントに相談して、金融業界からエンジニアへ転職した実例を紹介してもらえたことは、私にとって大きかったです。 「自分と同じようなことを考えている人は、自分以外にもいる」と知ることもできました。
転職後の会社にも元銀行員がいた
転職した後の会社にも、元銀行員の人がいました。 そのため私は、金融業界からエンジニアになることは、想像していたほど珍しいことではないと感じました。ただし、これは私が勤務先で感じた範囲の話で、一般的によくあることだと言うつもりはありません。
相談前と相談後の変化
- 相談前:金融営業しかしていない自分でも、ITエンジニアになれるのか不安だった
- 相談後:実例を知ったことで、自分にもITエンジニアになれる可能性があると思えるようになった
不安が完全になくなったわけではありません。それでも、「全くイメージできない」状態から抜け出せたのは、相談してよかった点です。
私の担当者が元銀行員で、信用金庫の話が通じやすかった
リクルートエージェントの私の担当者は、元銀行員の方でした。 そのため、信用金庫での仕事内容を理解してもらうのに時間はかかりませんでした。特に次の2点が通じました。
- 融資などのノルマの大変さ
- 担当する営業エリアによって、営業の難しさが変わること
信用金庫での経験について、話が通じやすかったです。
なお、これは私の担当者がたまたま元銀行員だったという話です。リクルートエージェントなら元銀行員が担当してくれる、という意味ではありません。
信用金庫の経験を、面接でどう伝えたか
担当者からは、単に「営業をしていました」と言うだけではなく、次のことまで説明するとよいとアドバイスされました。
- 営業経験の中で、お客さんに喜んでもらったこと
- その経験を、転職先でどう活かすか
信用金庫時代、担当していた保育園に、コロナ禍で難しくなっていた施設見学の動画撮影を提案したことがあります。この提案は融資にはつながりませんでしたが、これをきっかけに、融資の需要があるかだけを見るのではなく、まずお客さんが何に困っているのかを聞くことを意識するようになりました。
担当者のアドバイスをもとに、この経験を面接で話せるよう組み立て、実際の面接で使いました。 ここで書いているのは、信用金庫での経験を面接で伝えられる形に整理した話です。その経験が転職後の仕事でどこまで活きたかとは、分けて考えています。 経験の整理の仕方や、保育園の話の詳細は、信用金庫からの転職で活かせるスキルは?実績がなかった私が強みを見つけた方法に書いています。
エージェントから実際に紹介された求人
私はIT業界の中でも、社内SEか自社開発を希望していました。 一方で、IT業界という枠で、インフラ系の企業も紹介されました。紹介されたインフラ求人は、私の場合、客先常駐が中心でした。
リモート勤務はしにくそうだと感じましたが、サーバ構築やクラウド技術を学べる点には魅力を感じていて、インフラ系企業で働くのも悪くないと考えていました。 また、本命の社内SEや自社開発企業の面接で上手く話せるようになるために、面接の場数を踏みたいという理由もあり、希望と少し違う求人でも面接を受けました。
これは、面接の場数を踏む目的もあって私が自分の転職活動で取った方法です。
希望に合った求人が、現在の勤務先になった
紹介された求人の中で、特に入りたいと感じた会社の条件は次のとおりです。
- 自社開発企業
- 週1日出社、週4日リモートワーク
- 年収300万円~400万円
- 特定の事業会社のシステムを、PHPなどで開発
私が事前に考えていた条件と合っていたため、入りたいと思いました。 この会社が、後に私が実際に転職し、現在も勤務している会社です。リクルートエージェント経由で応募しました。
担当者のサポートは役に立ちましたが、それが内定につながった理由だったかまでは分かりません。
信用金庫から転職するときに、合わないと感じるエージェント
私が「合わない」と判断するのは、次のような場合です。
- 「信用金庫出身ならこの業界がおすすめ」と、希望を聞かずに、肩書だけで業界を勧める
- 自分が希望していない業界の求人ばかり紹介される
3社を使う中で、希望と違う求人ばかり紹介されたり、面談や選考を急かされたりして、「希望を理解してもらえていない」と感じた場面もありました。
これらは、あくまで私にとって合わなかった例です。特定のサービスや働き方を否定する意図はありません。
転職エージェントを使わなくてもよい人
私は、次のような場合は、エージェントを無理に使う必要はないと考えています。
- 行きたい会社がすでに決まっていて、直接応募する
- 求人探しから書類作成、面接対策まで、自分で進められる
- 友人の紹介など、別のルートがあり、選考の負担が小さい
エージェントは、あくまで手段の1つです。使わなくても転職活動を進められる人は、使わなくてよいと思います。
私なら、総合型と特化型の2社を使う
最初に書いたとおり、私は3社を使いましたが、今なら2社にします。複数使えば求人や意見を比べられますが、増やすほど連絡や面談の日程調整も増えるためです。私の場合、3社を使うと連絡や日程調整が増え、休日が転職活動で忙しく感じることもありました。その経験もあり、今ならまず2社から始めます。
もう一度転職するなら、まず2社に登録し、必要なら3社目を検討します。
2社の組み合わせは、「総合型+希望業界の特化型」にします。 これは、当時実際にこの2分類で使ったという話ではありません。振り返ったうえで、今の私ならこう使い分ける、という考えです。
総合型で相談したいこと
- 転職先の選択肢を広げる
- 信用金庫の経験を活かせる業界・職種を相談する
- 似た経歴の人の転職事例を聞く
- 幅広い求人を見る
- 書類や面接について、客観的なアドバイスをもらう
特化型で相談したいこと(私の場合はIT)
- 未経験で応募できる求人があるか
- どんな仕事から始めやすいか
- 転職前に何を勉強するとよいか
- 企業は未経験者のどこを見ているか
- IT業界や技術職について、具体的な情報を得る
ITエンジニアを目指す場合の選び方は、未経験エンジニア向け転職エージェントの選び方|3社使って異業種転職した私の体験談で詳しく書いています。 転職活動全体の流れは、未経験からエンジニアに転職できる?異業種から転職した私の準備・選考・入社後の実体験にまとめています。
信用金庫から転職する人が、最初の面談で聞くこと
今の私なら、最初の面談で次の3つを確認します。
- 自分の経験は、希望する業界や職種で活かせるか
- 自分と似た経歴の人は、どこへ転職しているか
- 希望する業界・職種への、転職支援の経験があるか
未経験の業界の場合、実例やアドバイスを聞くことで、全くイメージできない状態から、多少なりとも転職後をイメージしやすくなると私は考えています。
まとめ|エージェントは「決めてもらう場所」ではなく「判断材料を集める場所」
- 信用金庫からの転職で、エージェントは必須ではありません。
- 私にとっては、情報収集、求人紹介、書類の相談、面接対策に役立ちました。
- 最終的にどの会社に入るかは、自分で判断する必要があります。
- 今の私なら、「総合型+希望業界の特化型」の2社から始めます。
コメントを残す