投稿者: fumikanridaze

  • IT転職エージェントはどう選ぶ?未経験・経験者で違う選び方を整理

    ※本記事には広告が含まれます。本文中で「(広告)」と記載したバナーはアフィリエイト広告です。公式情報を確認するための出典リンクは、広告リンクではありません。なお、私は@PRO人・ユニゾンキャリアのどちらも利用したことはなく、公式情報をもとに紹介しています。

    「IT 転職エージェント」と検索すると、たくさんのサービスが出てきます。ただ、未経験で初めてIT業界を目指す人と、すでにIT実務経験がある人とでは、エージェントに確認したいポイントが違います。

    この記事は、おすすめ順のランキングではなく、自分の状況に合うサービスを選ぶための整理です。

    私は信用金庫から未経験でITエンジニアに転職しており、体験は未経験からの転職が中心です。現在はエンジニアとして働いていますが、経験者として転職エージェントを利用した経験はありません。経験者向けの内容は、体験談ではなく、確認するとよいポイントとして書きます。

    結論:IT転職エージェントは、経験の有無で選び方が変わる

    先に結論を整理します。

    未経験者IT実務経験者
    最初に確認したいこと未経験者を支援対象にしているか、未経験で応募できる求人があるか自分の技術領域・職種の求人があるか
    相談したいこと職種や仕事内容の説明、書類・面接対策年収、役割、キャリアアップ、企業タイプとの相性
    注意したいこと「未経験歓迎」の中身、対象条件求人が自分の希望する開発環境・働き方に合っているか

    どちらの場合も、「このサービスを使えば必ずうまくいく」というものはありません。自分がどちらの立場かを先に決めて、その立場に合った確認ポイントでサービスを見る、というのがこの記事の考え方です。

    IT特化型と総合型の違い

    転職エージェントは、大きく「総合型」と「特化型」に分けて説明されることがあります。総合型は幅広い職種・業界の求人を扱うタイプ、特化型は特定の職種・業界の求人を扱うタイプです。IT領域に絞ったものが「IT特化型」にあたります。

    IT特化型

    • IT・Web系の求人を中心に扱う
    • IT領域に絞って求人を探したり、相談したりしたい人の候補になる

    総合型

    • IT以外も含めた幅広い求人を扱う
    • 選択肢を広く見たい人や、他の業界・職種も含めて比較したい人の候補になる

    どちらが優れているということではなく、自分が何を知りたいか、どこまで選択肢を広げたいかで使い分けるものだと私は考えています。求人の幅や担当者の知識は、サービスや担当者によっても変わると思います。 サービスごとの具体的な特徴は、各社の公式情報で確認してください。

    私自身は、初めての転職のとき、この違いを特に意識せずにエージェントへ登録していました。複数社を使ってみて、求人や担当者のサポート内容には差があると感じています。ただ、それが「特化型か総合型か」の違いだったのかまでは、当時は区別していなかったので分かりません。

    未経験者がIT転職エージェントで見るポイント

    未経験からIT業界を目指す場合に、私が確認したいと考えるのは次の点です。

    1. 未経験者を支援対象にしているか:サービス全体として、未経験者向けの支援があるか
    2. 未経験で応募できる求人があるか:自分の希望する職種で、実際に応募できる求人を扱っているか
    3. 職種や仕事内容を説明してもらえるか:エンジニアと言っても職種や働き方は複数あるため、違いを聞けるか
    4. 書類・面接の対策があるか:求人紹介だけでなく、応募書類や面接について相談できるか
    5. 対象条件を確認する:サービスによっては、年齢、居住地、経歴などの対象が決まっている場合があります

    「未経験歓迎」「研修あり」という表記は、それだけで良い求人だと判断しないほうがよいと思います。研修の内容や期間、配属後にどんな仕事をするのかなどは、求人ごとに確認したほうが安心です。 また、「未経験者向け」と書かれていても、誰でも利用できるとは限りません。申し込む前に、公式ページで自分が対象になるかを確認してください。

    未経験の場合、自分の希望自体がまだあいまいなことも多いと思います。そのため私は、「希望を理解してくれるか」「質問に具体的に答えてくれるか」「応募企業ごとの対策をしてくれるか」の3点を見ていました。私が実際に3社を使って感じたことは、未経験エンジニア向け転職エージェントの選び方|3社使って異業種転職した私の体験談にまとめています。

    IT実務経験者がIT転職エージェントで見るポイント

    すでにIT業界で働いている人は、未経験者とは見るポイントが変わると思います。

    1. 技術領域:自分が経験してきた技術や業務に近い求人があるか。求人で実際に使う技術や担当領域も確認する
    2. 実際の業務:求人タイトルだけでなく、要件定義、設計、実装、テスト、運用など、どの工程を担当するのか。入社後に期待される役割も確認する
    3. 企業・働き方:自社開発、SIer、社内SEなど、自分が希望する企業・職種と合っているか。必要なら勤務場所やリモートなど、重視する条件も確認する
    4. 年収・役割:提示される年収だけでなく、その条件でどんな役割を期待されているのか、今後どのような経験を積める求人なのかを確認する

    これらは「経験者ならこれが正解」というものではなく、求人票や面談で確認したいポイントです。サービスの面談では、希望を伝えたうえで、こうした点を具体的に聞けるかも見ておくとよいと思います。

    ここで書いているのは、私の体験ではなく、確認するとよいと私が考えるポイントです。

    経験者の場合は、求人数だけでなく、自分の技術領域や希望条件に合った求人を扱っているかも確認したいポイントです。 未経験者向けの情報は、経験者にとっては当てはまらないことがあります。反対に、経験者向けのサービスを未経験者がそのまま使えるとは限りません。

    未経験からIT転職を目指す人向けに確認した2つのサービス

    ここでは、公式サイトで未経験者へのIT転職支援を確認できた2サービスを、先ほど整理した「未経験者が見るポイント」に沿って見ていきます。順位をつけるものではなく、確認ポイントを実際のサービスで見る例です。

    先に大事なことを書きます。私は、どちらのサービスも利用したことがありません。 使ってよかったかどうか、担当者の対応、求人の質などは、私の体験として書けません。以下は、2026年10月31日時点で確認した公式情報にもとづいています。

    @PRO人

    「IT専門転職エージェント@PRO人」は、株式会社エスアイイーが運営するサービスです。2026年10月31日時点で、次の公式ページを確認しました。

    公式ページで確認できたのは、次のような内容です。

    • 未経験からIT業界を目指す人向けの転職支援ページがある
    • IT業界に詳しいアドバイザーによる相談と、必要なスキルや知識についてのアドバイス
    • レジュメ添削、面接対策
    • 年収交渉、入社後のフォロー

    実際の担当者の対応や、自分の希望に合う求人が紹介されるかどうかは、私には分かりません。面談で自分の目で確かめる必要があります。

    ユニゾンキャリア(未経験者)

    「ユニゾンキャリア」は、株式会社ユニゾン・テクノロジーが提供するIT・Web専門の転職エージェントです。2026年10月31日時点で、ユニゾンキャリア公式サイトと、ITの転職相談ページを確認しました。

    公式サイトで確認できたのは、次のような内容です。

    • エンジニア経験者・未経験者の両方を支援対象としている
    • 未経験者に対しても、IT業界や職種について説明する
    • 履歴書の添削、面接対策、面接日程の調整
    • 内定後のサポート
    • 利用者側の費用は無料
    • オンライン面談にも対応している

    公式の申込ページでは、支援対象の地域が案内されています。条件は今後変わる可能性もあるため、申し込む前に最新の対象条件を確認してください。

    こちらも、実際の担当者の対応や、紹介される求人が自分の希望に合うかどうかは、私には分かりません。

    2つを並べて見るときの整理

    見るポイント@PRO人ユニゾンキャリア(未経験者)
    未経験者への支援未経験者向けの転職支援ページがある経験者・未経験者の両方を支援
    IT業界・職種の理解IT業界に詳しいアドバイザーの相談、必要なスキル・知識のアドバイス未経験者にもIT業界や職種を説明
    書類・面接対策レジュメ添削、面接対策履歴書添削、面接対策、面接日程調整
    申込前に確認したいこと自分が利用対象か、希望職種の求人があるか支援対象の地域など最新の対象条件、希望職種の求人があるか
    私の利用なしなし

    どちらも、公式情報で上の確認ポイントに関わる支援を確認できました。求人の内容や担当者の対応に違いがあるかどうかは、私には分かりません。

    2社を並べたのは、比較するための例としてです。どちらかを選ぶ必要はなく、他のサービスも含めて、自分の希望に合うかを見て選んでください。

    @PRO人(広告)

    ユニゾンキャリア(未経験者)(広告)

    ユニゾンキャリア (未経験者)

    IT実務経験者向けのサービスについて

    私は現在エンジニアとして働いていますが、経験者として転職エージェントを利用した経験はありません。そのため、この記事では、経験者向けのサービスを私の体験としておすすめすることはしません。

    経験者の方は、前のセクションの確認ポイント(技術領域、希望する開発環境・企業タイプ、年収・役割・キャリアアップの相談)を使って、気になるサービスを比較してください。 未経験者向けのサービスは、経験者の転職には向かない可能性があります。サービスの対象が自分に合っているかを、先に確認してください。なお、前のセクションのユニゾンキャリアは、公式サイトで経験者・未経験者の両方を支援対象としていますが、この記事では未経験者向けの例として紹介しています。

    総合型エージェントも併用するという選び方

    IT業界に絞って転職を考えていても、総合型のエージェントを併用する方法があります。IT以外の選択肢も含めて比較したい人や、幅広い求人を見たい人には、考えてよい選択肢です。

    私が初めての転職で最も具体的にサポートしてもらったと感じたのは、総合型のリクルートエージェントでした。ただし、これは私が当時対応してもらった担当者との経験であり、サービス全体の評価ではありません。詳しい体験は、信用金庫から転職するならエージェントは使うべき?3社利用した私の体験談にまとめています。

    私なら、1社だけには絞らない

    私は初めての転職のとき、「IT特化型」と「総合型」を区別せずに3社へ登録しました。使ってみて、求人や担当者のサポート内容に差があると感じました。

    そのため、もう一度転職するなら、最初から1社だけには絞りません。今なら、複数のサービスを使って、求人やサポートを比較します。

    3社の違いや面談前の準備、複数社を使ったときの連絡の増え方などは、別の記事に書いています。この記事では繰り返しません。

    まとめ|名前ではなく、自分の状況に合うかで選ぶ

    • 未経験者と経験者では、IT転職エージェントを選ぶときに見るポイントが違います。
    • 未経験者は、未経験者を支援対象にしているか、未経験で応募できる求人があるか、対象条件に当てはまるかを確認します。
    • IT実務経験者は、自分の技術領域の求人があるか、希望する職種・企業タイプ、年収・役割・キャリアアップの相談との相性を見ます。
    • 「IT特化型」「総合型」という名前だけで決めず、自分の状況に合うサービスを比較します。

    未経験からITエンジニアを目指す人は、まず未経験エンジニア向け転職エージェントの選び方|3社使って異業種転職した私の体験談で、私が実際に見たポイントを確認してください。 未経験転職の全体の流れが知りたい人は、未経験からエンジニアに転職できる?異業種から転職した私の準備・選考・入社後の実体験も参考になります。信用金庫からIT業界への転職をそもそも検討している段階の人は、信用金庫からIT業界へ転職はできる?選択肢の整理と考え方から読んでみてください。

  • 信用金庫から転職するならエージェントは使うべき?3社利用した私の体験談

    • 転職エージェントは、信用金庫から転職するために必ず使うものではないと私は考えています。
    • ただ、私のように初めての転職で、異業種・未経験の職種に挑戦する場合は、情報収集の面で役に立ちました。
    • 私は3社を利用しましたが、今振り返ると2社でも十分で、多くても3社だと思っています。
    • 使い方としては、「転職先を決めてもらう場所」ではなく、情報収集・求人紹介・書類の相談・面接対策の場として使うのがよいと考えています。

    私は信用金庫から、未経験でITエンジニアに転職しました。初めての転職で、転職エージェントを3社利用しています。

    この記事は、おすすめエージェントのランキングではありません。信用金庫で働いていた私が、エージェントに何を聞き、何が役に立ち、今ならどう使うかを、私自身の体験として書いたものです。 以下はあくまで私自身の経験です。

    信用金庫からの転職で、エージェントは使うべき?

    結論として、エージェントは必須ではありません。

    一方で、次のような状態の人は、一度相談してみる価値があると私は思います。

    • 信用金庫を辞めたいが、次の業界・職種が固まっていない
    • 信用金庫の経験が異業種で通用するのか不安
    • 未経験の業界へ転職できるのか知りたい
    • 初めての転職で、何から始めればよいか分からない
    • 自分と似た経歴の人の転職事例を知りたい
    • 一人で求人を見るだけでは、判断材料が足りないと感じる

    私は、まさにこの状態でした。信用金庫以外で働いた経験がなく、金融営業しか知らない中で、ITエンジニアになれるのかが分かりませんでした。 そのため、私にとってエージェントへの相談は役に立ちました。全員に勧めたいわけではありません。

    私が信用金庫からの転職でエージェントを3社使った理由

    3社を使った理由は、次の3つです。

    • 初めての転職で、何も分からなかった
    • 金融出身でIT業界に行けるのか知りたかった
    • 複数の意見や求人を比べたかった

    3社それぞれに違いはありましたが、その中でも、私の場合はリクルートエージェントのサポートが最も具体的でした(詳しくは後述します)。 3社の違いや、未経験エンジニア向けの選び方は、未経験エンジニア向け転職エージェントの選び方|3社使って異業種転職した私の体験談にまとめています。

    ただし、今振り返ると、2社でも十分だったと思っています。

    転職エージェントに一番聞きたかったこと

    私の場合はITエンジニアへの転職を考えていたため、エージェントには主に次の2点を確認しました。信用金庫から転職する人全員にITを勧めたいわけではなく、これは私の希望職種に合わせた質問です。

    • 金融業界出身で、エンジニア職へ転職している人はいるのか
    • 未経験でも、エンジニアへ転職できるのか

    信用金庫以外で働いた経験がなく、金融営業しか経験していない自分でも、ITエンジニアになれるのか。これが一番の不安でした。

    相談して「自分にも可能性がある」と思えた

    担当者から聞いた話

    担当者からは、金融業界からエンジニアへ転職する人は少なくない、と説明されました。未経験からのエンジニア転職も可能だと言われました。

    また、技術的なことは仕事をしながら覚えていく部分もあるため、まず人間的なところがしっかりしていることが大事だ、という説明も受けました。具体的には次の2つです。

    • 素直さ:同僚や先輩の話に耳を傾け、素直に受け入れて自分の知見にできること
    • 学習意欲:エンジニアは学び続ける必要があるので、働きながら勉強できる姿勢

    これは、担当者から私が受けた説明です。業界全体に当てはまる事実だと言いたいわけではありません。

    SNSでは情報がほとんど得られなかった

    当時、SNSで信用金庫について調べても、実際に転職した人の経験や、私と同じような考えを持つ人の情報はほとんど得られませんでした。 エージェントに相談して、金融業界からエンジニアへ転職した実例を紹介してもらえたことは、私にとって大きかったです。 「自分と同じようなことを考えている人は、自分以外にもいる」と知ることもできました。

    転職後の会社にも元銀行員がいた

    転職した後の会社にも、元銀行員の人がいました。 そのため私は、金融業界からエンジニアになることは、想像していたほど珍しいことではないと感じました。ただし、これは私が勤務先で感じた範囲の話で、一般的によくあることだと言うつもりはありません。

    相談前と相談後の変化

    • 相談前:金融営業しかしていない自分でも、ITエンジニアになれるのか不安だった
    • 相談後:実例を知ったことで、自分にもITエンジニアになれる可能性があると思えるようになった

    不安が完全になくなったわけではありません。それでも、「全くイメージできない」状態から抜け出せたのは、相談してよかった点です。

    私の担当者が元銀行員で、信用金庫の話が通じやすかった

    リクルートエージェントの私の担当者は、元銀行員の方でした。 そのため、信用金庫での仕事内容を理解してもらうのに時間はかかりませんでした。特に次の2点が通じました。

    • 融資などのノルマの大変さ
    • 担当する営業エリアによって、営業の難しさが変わること

    信用金庫での経験について、話が通じやすかったです。

    なお、これは私の担当者がたまたま元銀行員だったという話です。リクルートエージェントなら元銀行員が担当してくれる、という意味ではありません。

    信用金庫の経験を、面接でどう伝えたか

    担当者からは、単に「営業をしていました」と言うだけではなく、次のことまで説明するとよいとアドバイスされました。

    • 営業経験の中で、お客さんに喜んでもらったこと
    • その経験を、転職先でどう活かすか

    信用金庫時代、担当していた保育園に、コロナ禍で難しくなっていた施設見学の動画撮影を提案したことがあります。この提案は融資にはつながりませんでしたが、これをきっかけに、融資の需要があるかだけを見るのではなく、まずお客さんが何に困っているのかを聞くことを意識するようになりました。

    担当者のアドバイスをもとに、この経験を面接で話せるよう組み立て、実際の面接で使いました。 ここで書いているのは、信用金庫での経験を面接で伝えられる形に整理した話です。その経験が転職後の仕事でどこまで活きたかとは、分けて考えています。 経験の整理の仕方や、保育園の話の詳細は、信用金庫からの転職で活かせるスキルは?実績がなかった私が強みを見つけた方法に書いています。

    エージェントから実際に紹介された求人

    私はIT業界の中でも、社内SEか自社開発を希望していました。 一方で、IT業界という枠で、インフラ系の企業も紹介されました。紹介されたインフラ求人は、私の場合、客先常駐が中心でした。

    リモート勤務はしにくそうだと感じましたが、サーバ構築やクラウド技術を学べる点には魅力を感じていて、インフラ系企業で働くのも悪くないと考えていました。 また、本命の社内SEや自社開発企業の面接で上手く話せるようになるために、面接の場数を踏みたいという理由もあり、希望と少し違う求人でも面接を受けました。

    これは、面接の場数を踏む目的もあって私が自分の転職活動で取った方法です。

    希望に合った求人が、現在の勤務先になった

    紹介された求人の中で、特に入りたいと感じた会社の条件は次のとおりです。

    • 自社開発企業
    • 週1日出社、週4日リモートワーク
    • 年収300万円~400万円
    • 特定の事業会社のシステムを、PHPなどで開発

    私が事前に考えていた条件と合っていたため、入りたいと思いました。 この会社が、後に私が実際に転職し、現在も勤務している会社です。リクルートエージェント経由で応募しました。

    担当者のサポートは役に立ちましたが、それが内定につながった理由だったかまでは分かりません。

    信用金庫から転職するときに、合わないと感じるエージェント

    私が「合わない」と判断するのは、次のような場合です。

    • 「信用金庫出身ならこの業界がおすすめ」と、希望を聞かずに、肩書だけで業界を勧める
    • 自分が希望していない業界の求人ばかり紹介される

    3社を使う中で、希望と違う求人ばかり紹介されたり、面談や選考を急かされたりして、「希望を理解してもらえていない」と感じた場面もありました。

    これらは、あくまで私にとって合わなかった例です。特定のサービスや働き方を否定する意図はありません。

    転職エージェントを使わなくてもよい人

    私は、次のような場合は、エージェントを無理に使う必要はないと考えています。

    • 行きたい会社がすでに決まっていて、直接応募する
    • 求人探しから書類作成、面接対策まで、自分で進められる
    • 友人の紹介など、別のルートがあり、選考の負担が小さい

    エージェントは、あくまで手段の1つです。使わなくても転職活動を進められる人は、使わなくてよいと思います。

    私なら、総合型と特化型の2社を使う

    最初に書いたとおり、私は3社を使いましたが、今なら2社にします。複数使えば求人や意見を比べられますが、増やすほど連絡や面談の日程調整も増えるためです。私の場合、3社を使うと連絡や日程調整が増え、休日が転職活動で忙しく感じることもありました。その経験もあり、今ならまず2社から始めます。

    もう一度転職するなら、まず2社に登録し、必要なら3社目を検討します。

    2社の組み合わせは、「総合型+希望業界の特化型」にします。 これは、当時実際にこの2分類で使ったという話ではありません。振り返ったうえで、今の私ならこう使い分ける、という考えです。

    総合型で相談したいこと

    • 転職先の選択肢を広げる
    • 信用金庫の経験を活かせる業界・職種を相談する
    • 似た経歴の人の転職事例を聞く
    • 幅広い求人を見る
    • 書類や面接について、客観的なアドバイスをもらう

    特化型で相談したいこと(私の場合はIT)

    • 未経験で応募できる求人があるか
    • どんな仕事から始めやすいか
    • 転職前に何を勉強するとよいか
    • 企業は未経験者のどこを見ているか
    • IT業界や技術職について、具体的な情報を得る

    ITエンジニアを目指す場合の選び方は、未経験エンジニア向け転職エージェントの選び方|3社使って異業種転職した私の体験談で詳しく書いています。 転職活動全体の流れは、未経験からエンジニアに転職できる?異業種から転職した私の準備・選考・入社後の実体験にまとめています。

    信用金庫から転職する人が、最初の面談で聞くこと

    今の私なら、最初の面談で次の3つを確認します。

    • 自分の経験は、希望する業界や職種で活かせるか
    • 自分と似た経歴の人は、どこへ転職しているか
    • 希望する業界・職種への、転職支援の経験があるか

    未経験の業界の場合、実例やアドバイスを聞くことで、全くイメージできない状態から、多少なりとも転職後をイメージしやすくなると私は考えています。

    まとめ|エージェントは「決めてもらう場所」ではなく「判断材料を集める場所」

    • 信用金庫からの転職で、エージェントは必須ではありません。
    • 私にとっては、情報収集、求人紹介、書類の相談、面接対策に役立ちました。
    • 最終的にどの会社に入るかは、自分で判断する必要があります。
    • 今の私なら、「総合型+希望業界の特化型」の2社から始めます。
  • 未経験エンジニア向け転職エージェントの選び方|3社使って異業種転職した私の体験談

    ※本記事には広告が含まれます。@PRO人のリンクはアフィリエイト広告です。なお、私は@PRO人を利用したことはなく、同サービスについては公式情報をもとに紹介しています。

    • 私は信用金庫から未経験でエンジニアに転職しました。初めての転職で、転職エージェントを3社利用しました。
    • 使ってみて、求人や担当者のサポートには差があると感じました。
    • 選ぶときに私が見るようになったのは、「希望を理解してくれるか」「質問に具体的に答えてくれるか」「応募企業ごとの対策をしてくれるか」の3点です。

    転職エージェントは、転職するために必ず使わなければならないものではありません。ただ、初めての転職だった私は、求人紹介だけでなく書類や面接の相談もできたため、利用してよかったと感じています。また、少なくとも私の転職活動では、未経験の私に紹介された求人の中にも、自分の希望に近いものがありました。

    この記事では、おすすめ順のランキングではなく、私の実体験からエージェントの選び方を説明します。すべて私一人の経験で、同じ結果になることを保証するものではありません。

    未経験エンジニア転職で、私はエージェントを1社に絞らなかった

    転職エージェントに登録する前、私には次の3つの不安がありました。

    • 未経験で、求人を紹介してもらえるのか
    • 信用金庫での経験が評価されるのか
    • 年収が大きく下がるのではないか

    転職が初めてだったので、1社の意見だけで動くと視野が狭くなるのではないかとも考えました。そこで私は、3社の転職エージェントに登録しました。理由は次のとおりです。

    • エージェントによって、持っている求人が違うと思った
    • 担当者によって、意見や視点が違うと思った
    • 複数の担当者から同じ意見を言われれば、その情報の確度を判断する材料になると考えた

    3社を使った経験から、私なら、未経験転職でも最初から1社には絞らず、求人と担当者の相性を比べると思います。私自身は、複数社を比較してよかったと感じています。

    私が使った3社の転職エージェント

    私は転職活動中に、3社の転職エージェントへ登録しました。その中の1社がリクルートエージェントで、残りの2社と比べながら、このあと体験を書いていきます。

    初回のエージェント面談では、次のようなことを聞かれました。

    • 転職理由
    • 希望職種
    • 希望年収
    • 勤務地
    • これまでの仕事内容
    • ITの勉強状況

    IT学習については、ProgateでJavaを、YouTubeでJavaScriptを勉強していることを伝えました。

    3社使って感じたサポート内容の違い

    3社を使って、私が一番強く感じたのは、サポートの手厚さに差があったことです。以下は、私が当時対応してもらった担当者との経験であり、各サービス全体を評価するものではありません。

    リクルートエージェント

    私が最もサポートが手厚いと感じたのは、リクルートエージェントでした。担当者は元銀行員の方で、信用金庫での経験を理解してもらいやすいと感じました。求人を紹介してもらうだけでなく、応募する企業に合わせた分析、応募書類、面接の受け答えのポイントまで支援してもらいました。

    残りの2社

    残りの2社は、私の場合、求人の紹介が中心でした。紹介された求人について、面接を受けるかどうかを確認される流れが中心で、リクルートエージェントのように、企業ごとの書類や面接のアドバイスを受けた記憶はありません。

    リクルートエージェントで役立った企業別の転職対策

    リクルートエージェントで特に役立ったのは、「自分の強みや過去の経験が、応募企業でどう価値を出せるのかを考える」というアドバイスでした。

    信用金庫の経験をIT業界でどう活かせるかを、担当者と一緒に整理しました。未経験の私には、「自分の経験は、IT企業にとって何の役にも立たないのではないか」という不安がありました。応募する企業ごとに、その会社が求めていそうなことと自分の経験を結びつけて考える。この考え方は、書類を書くときも面接で話すときも使えました。

    当時の私は、自社開発または社内SEを希望していました。リクルートエージェント経由で現在勤務している自社開発企業に応募し、内定を得ました。現在もその会社で働いています。これはあくまで私自身の転職結果です。

    自分の強みの見つけ方については、信用金庫からの転職で活かせるスキルは?実績がなかった私が強みを見つけた方法でも書いています。

    私が「合わない」と感じた転職エージェントの特徴

    3社を使う中で、「ここは自分には合わないかもしれない」と感じた場面もありました。

    • 社内SEを希望しているのに、SESや派遣の求人ばかり紹介される
    • 面談や選考のスケジュールを急かされる

    こうした場面では、私は「希望を理解してもらえていない」と感じました。

    誤解のないように書くと、SESや派遣という働き方そのものが悪いと言いたいわけではありません。私の希望とは違った、というだけの話です。また、社内SEは自社内のIT環境やシステムに関わる職種、自社開発は自社サービスや製品を開発する企業・開発形態を指すことが多く、同じものではありません。

    未経験者が転職エージェントを選ぶときに見るポイント

    私の経験から、「この担当者になら任せてもよい」と感じたポイントは3つあります。

    1. 希望を理解してくれる
    2. 質問に具体的に答えてくれる
    3. 応募企業ごとの対策をしてくれる

    未経験の場合、自分の希望そのものがあいまいなことも多いと思います。だからこそ、最初の面談で、希望を聞いたうえで話をしてくれるかどうかを私は見ていました。

    当時の私の希望条件は、次のとおりです。

    • 自社開発、または社内SE
    • 年収は当時と同程度
    • 現在の住まいから引っ越し不要の勤務地
    • リモート勤務ができる

    当時は、自社サービスの開発に継続して関われる自社開発企業か、自社内のシステムに関わる社内SEを希望していました。客先常駐を前提とする求人や派遣求人は、私が希望していた働き方とは異なっていました。

    このうち最優先は、自社開発または社内SEでした。自社側で腰を据えて開発に関わりたかったためです。一方で、妥協できる条件は給与でした。未経験なので、ある程度年収が下がることは覚悟していました。実際の給与の変化は、信用金庫から転職すると年収は下がる?未経験IT転職で実際に変わった給与と私が見た条件にまとめています。

    「何を優先して、何なら妥協できるか」を決めておくと、担当者に希望を伝えやすくなります。エージェントを比較するときも、希望を理解して求人を出してくれているかどうかを判断する材料になりました。

    未経験者だけでなく、IT実務経験者も含めて転職エージェントの選び方を整理した記事は、IT転職エージェントはどう選ぶ?未経験・経験者で違う選び方を整理でまとめています。

    複数の転職エージェントを使うメリットとデメリット

    メリット

    • 求人やサポート内容、担当者の視点を比べられる
    • 複数の担当者から同じことを言われると、その情報の確度を判断しやすい
    • 私の場合は、担当者やサポート内容に差があると感じたため、比較できたこと自体が役立った

    デメリット

    • 連絡が増える
    • 各エージェントとの面談の日程調整が必要になる

    私の場合、週末は日程が埋まりやすいと感じたので、早めに日程を押さえるようにしていました。週末が必ず混雑するという意味ではありません。

    もう一度転職するとしても、私は複数のエージェントに登録すると思います。1社だけに限定せず、それぞれの良いところを活用したいからです。

    エージェントとの面談前に希望条件を整理しておく

    初回の面談では、転職理由、希望職種、希望年収、勤務地、これまでの仕事内容、IT学習の状況を聞かれました。その場で考えて答えるのは大変なので、事前に次のことをメモしておくと話しやすいと思います。

    • なぜ転職したいのか
    • どんな職種・働き方を希望しているのか
    • 最優先する条件と、妥協できる条件
    • これまでの仕事で何をしてきたか
    • IT学習で今何をしているか

    信用金庫の仕事内容をIT業界でどう説明するかは、未経験からエンジニアに転職できる?異業種から転職した私の準備・選考・入社後の実体験でも触れています。

    私は希望と少し違う求人でも面接を受けた

    私は、紹介された企業が希望条件とずれていても、断らずに面接を受けていました。理由は、初めての転職だったので、面接の場数を踏みたかったからです。

    最初は話し慣れておらず、言葉に詰まったり、噛んだり、話が冗長になったりすることがありました。複数社の面接を受け、面接を重ねるうちに、少しずつ改善されたと感じています。

    全員が条件の合わない会社も受けるべき、とは思いません。時間や気持ちに余裕がない人は、希望に合う求人に絞ったほうがよい場合もあると思います。

    実際に使ってみた印象は、求人ごとに違いました。不安のとおりだと感じる求人もあれば、「未経験でも、意外と自分の希望に近い求人がある」と感じる求人もありました。ただし、未経験なら希望どおりに転職できる、という意味ではありません。

    条件が合う人なら@PRO人も選択肢

    ここからは、「IT専門転職エージェント@PRO人」を紹介します。

    先に大事なことを書きます。私は未経験転職時に3社のエージェントを利用しましたが、@PRO人は当時利用したサービスではありません。使い心地や担当者の対応、求人の質について、私の体験として書くことはできません。

    以下は、2026年10月17日時点で、次の公式ページを確認した内容にもとづいています。

    公式ページで確認できたのは、次のような内容です。

    • 未経験からITエンジニアを目指す人向けの転職支援ページがある
    • 求職者の利用は無料
    • IT業界に精通したアドバイザーによるキャリア相談と、必要なスキルや知識についてのアドバイス
    • キャリアの棚卸しや言語化の支援
    • 書類作成、レジュメ添削、面接対策
    • 退職交渉のアドバイス、年収交渉、入社後のフォロー
    • 大量の求人を一度に紹介するのではなく、企業ごとの情報を説明して応募を進める方針

    私が重視している3つのポイントと並べると、次のようになります。

    私が重視している点@PRO人の公式ページで関連して確認できた内容
    希望を理解してくれるかキャリアの棚卸し、言語化の支援、キャリア相談
    質問に具体的に答えてくれるか必要なスキルや知識についてのアドバイス
    応募企業ごとの対策をしてくれるか書類作成、レジュメ添削、面接対策、企業ごとの情報を説明して応募を進める方針

    これは「公式ページにそう書かれている」という話です。実際の担当者がこの3点をどこまで満たしてくれるかは、私には分かりません。面談で自分の目で確かめる必要があります。

    また、自社開発や社内SEを希望する人は、@PRO人で必ずその求人が紹介されるとは限りません。面談のときに希望職種の求人があるかを確認し、1社だけに絞らず他のサービスとも比較するのがよいと思います。

    @PRO人を検討しやすい人・申し込む前に確認したいこと

    公式情報を見た範囲では、次のような人は、@PRO人の無料相談を検討しやすいと思います。

    • 未経験からITエンジニアを目指している
    • キャリアの棚卸しや、書類・面接の対策から相談したい
    • 求人を大量に紹介されるより、企業ごとの説明を聞いて進めたい

    申し込む前、または面談のときには、次の2点を確認しておくと安心です。

    • 自分が希望する職種の求人があるか
    • 自分が利用対象になるか

    未経験からITエンジニアを目指していて、こうしたサポート内容に関心があるなら、まず無料相談で、自分に紹介してもらえる求人やキャリアの方向性を確認してみる、という使い方ができると思います。

    @PRO人の無料転職サポートを確認する(広告)

    まとめ|未経験転職では1社にすべてを任せない

    当時の自分にアドバイスをするなら、こう伝えます。「複数のエージェントに登録して、それぞれ良し悪しがあるので、良いところを活用していく」

    • 私は未経験転職で、3社の転職エージェントに登録しました。使ってみて、求人やサポート内容の違いを感じました。
    • 私なら今も、最初から1社には絞らず、「希望を理解してくれるか」「質問に具体的に答えてくれるか」「応募企業ごとの対策をしてくれるか」を見ながら比較します。
    • 複数利用は、連絡や面談の日程調整が増えます。それでも私は、比較できる価値のほうが大きかったと感じています。
    • @PRO人は私が利用したことのないサービスです。公式ページに書かれているサポート内容に関心があり、未経験からITエンジニアを目指すなら、無料相談で自分に紹介してもらえる求人やキャリアの方向性を確認し、他のサービスとも比較してみるのも1つの方法です。

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  • 未経験からエンジニアに転職できる?異業種から転職した私の準備・選考・入社後の実体験

    • 私は信用金庫の営業から、未経験でエンジニアに転職できました。未経験からの転職自体は可能だと思っています。
    • ただし、これは私の一例です。未経験なら誰でも転職できる、と言いたいわけではありません。
    • 転職はゴールではありませんでした。入社後は分からないことだらけで、私の場合、仕事の流れが見えてくるまで約1年かかりました。
    • 転職前も入社後も、働きながら学び続ける姿勢が必要だと、今は感じています。

    私は信用金庫で渉外(営業)として働いたあと、未経験でエンジニアに転職しました。

    この記事では、転職を考え始めてから入社後までを、時系列で整理します。

    すべて私一人の経験で、再現性を保証するものではありません。

    未経験からでもエンジニアへ転職できた

    先に結論を書くと、私は未経験からエンジニアに転職できました。

    だから、未経験からの転職自体は可能だと思っています。

    ただ、「私が転職できた」ことと「誰でも転職できる」ことは別です。

    この記事で書けるのは前者だけです。

    また、転職して終わりではなく、入社後にも苦労がありました。その部分も含めて書きます。

    私がエンジニアを目指したきっかけはシステム障害だった

    エンジニアへの転職を具体的に考え始めたのは、渉外に出て半年ほど経った頃です。

    営業で使っていたシステムに障害が起きました。

    困っていたのは私だけではなく、ほかの渉外担当者も同じでした。

    顧客から預かったものをシステムに登録していたため、システムが使えなくなり、紙で記録するなど、普段より手間のかかる対応が必要になりました。

    業務が円滑に進まず、顧客を待たせる時間も増えました。

    当時の私は営業数字が取れず、

    「自分は支店にも顧客にも大きな影響を与えられていない」

    と感じていました。

    その一方で、一つのシステムが止まるだけで多くの人の仕事に影響が出るのを見て、システムは今の働き方に大きな影響を与えているのだと感じました。

    そこから、

    「そのシステムを作る側のエンジニアになれば、より多くの人に影響を与えられる仕事ができるのではないか」

    と考えました。

    今振り返ると非常に単純な考えでしたが、これが最初のきっかけでした。

    なぜエンジニアだったのか

    きっかけとは別に、いくつか理由がありました。

    • 新しい仕事に挑戦したかった
    • 汎用的に使える技術を身につけたかった
    • 営業のセンスがないと感じており、商材だけ変えて営業職を続けても状況は変わらないのではないかと思った
    • 信用金庫で身につくものだけでは、将来ほかの業界へ転職するときに困るのではないかという不安があった

    当時は「エンジニアは人手不足」「技術を身につければ食いっぱぐれにくいのではないか」とも思っていました。

    これは当時の私の認識であり、現在の客観的な事実として書いているわけではありません。

    また、私の勤務先では紙を使う業務が多く、必要な情報を紙の資料から探す、データで作ったものも印刷して提出する、社員向けの情報を紙でバインダーに挟んで回覧し、確認した人が印鑑を押す、といった場面がありました。

    私は、

    「非効率が当たり前の環境の中で頑張らないといけない」

    と感じていました。

    これは私の勤務先での経験で、信用金庫全体がそうだと言いたいわけではありません。

    最初はエンジニアの仕事内容をほとんど理解していなかった

    正直に書くと、最初のエンジニア像は、

    「ソースコードとにらめっこしながら、キーボードをカタカタしてアプリを作る仕事」

    くらいのものでした。

    仕事内容はほとんど理解できていませんでした。

    まず仕事内容を調べ、プログラミングに触れてみた

    最初にしたのは、「エンジニアの仕事とは何か」を検索することでした。

    そのあと、プログラミングの学習を始めました。

    プログラムを書く経験をしておけば、エンジニアとして働くイメージを少しでも持てるのではないかと考えたためです。

    やったことは次のとおりです。

    • ProgateでJavaを約1か月学習した
    • YouTubeの動画を見ながらJavaScriptを約1週間勉強した

    JavaScriptでは、Webページ上でキャラクターを少し動かす程度のコードを書きました。

    自分が書いたコードが意図したとおりに動いたときは、楽しいと感じました。

    これは、転職前に技術に触れてみた私の経験です。

    Javaを1か月学べば転職できる、JavaScriptを1週間勉強すれば十分、という意味ではありません。

    準備が整う前に転職活動を始めた

    「これなら転職活動を始めても大丈夫」と思えた明確なタイミングは、私にはありません。

    当時、上司からの叱責などが重なり、精神科を受診しました。

    「このままだと人生が良くない方向へ進んでしまう」

    と感じ、今の環境から離れたい気持ちが強くなりました。

    そのため、十分に準備が整うのを待ってから始めたわけではありません。

    このあたりの経緯は、信用金庫から転職したい人へ|転職を考えたときに整理したことで詳しく書いているので、ここでは短く触れるにとどめます。

    転職が初めてだったので、サポートを受けながら進めた方がよいと考え、転職エージェントを3つ登録しました。

    一番不安だったのは「なぜIT・なぜエンジニア」を説明すること

    転職活動で一番不安だったのは、「なぜITなのか」「なぜエンジニアなのか」と聞かれたときに、面接官を納得させられる説明ができるかどうかでした。

    信用金庫の営業からエンジニアへの転職は、私にとっては「まったく毛色の違う業界・職種」でした。

    しかも、VBAで業務を効率化した、Pythonで自動化ツールを作った、といった、技術を仕事で使った実績もありませんでした。

    私の勤務先は紙ベースの業務が多かったので、そうした経験がなかったのです。

    ただ、これも今振り返ると、当時の私には技術で業務を自動化するという発想自体がなかったのだと思います。

    面接ではシステム障害・紙業務・技術を身につけたい理由を話した

    面接では、主に次の3点を話しました。

    1. システム障害を見た経験
      営業システムが使えず同僚が困っていたこと、業務が円滑に進まず顧客を待たせる時間が増えたこと。
    2. 紙中心の業務への問題意識
      必要な情報にアクセスするために、紙をめくって探さなければならなかったこと。紙で情報を保管することに、非効率さと紛失リスクを感じていたこと。
    3. 技術を身につけたい気持ち
      システムが仕事に大きな影響を与えると知り、より良いシステムを作ることで、多くの人の仕事ややりたいことを支えられるのではないかと考えたこと。あわせて、変化の大きい業界で技術を身につけることで、変化にも対応できるようになりたいと話しました。

    「働きながら学べるか」と聞かれ、資格取得の経験を話した

    面接では、「未経験で大丈夫か」という確認もされました。

    具体的には、技術の変化が大きい、新しい技術が次々に出てくる、エンジニアになってからも勉強が必要になる、働きながら学び続けられるか、という趣旨の質問でした。

    それに対して私は、信用金庫で働きながら資格を取ってきた経験を話しました。

    • 証券外務員(二種):勉強期間は約1か月
    • 生命保険・損害保険の募集人資格:勉強期間は約2週間
    • ファイナンシャルプランナー2級:勉強期間は約6か月

    これらの資格そのものがエンジニア転職で評価されたのかどうかは、私には分かりません。

    私にとっては、あくまで**「働きながら勉強した経験がある」**という事実を示す材料でした。

    面接官が実際にどう受け取ったかは分かりませんが、納得してもらえたように感じました。

    5社応募し、2社からオファーが出た

    応募したのは5社です。

    社内SE、SES、自社開発の会社が含まれていました。

    結果として、2社から内定(オファー)をもらいました。

    内訳は次のとおりです。

    • SES(インフラ)1社
    • 自社開発1社

    これは私一人の結果です。

    「5社受ければ2社受かる」といった、再現できる数字として書いているわけではありません。

    給与と仕事内容で自社開発企業を選んだ

    私が自社開発の会社を選んだ主な理由は、給与と仕事内容の2点です。

    • 給与:自社開発とSESのオファーでは、年収に約80万円の差がありました。私は給料が高い自社開発の会社を選びました。
    • 仕事内容:自社開発の会社はリモートワークが基本で、実際にプログラムを書き、ECサイトを開発する仕事でした。転職前にJavaScriptを書いたとき、「自分のコードが意図どおり動くのが楽しい」と感じていたので、その楽しさを実務でも経験できるかもしれないと思いました。

    これは、私の条件では給与と仕事内容が合っていた、という話です。

    自社開発がSESより優れている、という意味ではありません。

    入社後に分かった「コードを書く以外の仕事」の多さ

    転職前の私は、「エンジニア=コードを書く仕事」というイメージが強くありました。

    実際に働いてみると、実装だけでなく、次のような時間も多くありました。

    • 要件を考える
    • 設計を考える
    • 要求元と認識を合わせる
    • 周囲とコミュニケーションをとる

    私が入社した当時、少なくとも私の業務では、現在のように生成AIを実装作業に使う状況ではなく、実装そのものにもかなりの工数がかかっていました。

    これは私が入社した当時の経験であり、社会全体・IT業界全体の生成AI普及状況について言いたいわけではありません。

    一番苦労したのは、仕事の進め方が分からなかったこと

    入社後の最初の1年で一番苦労したのは、プログラミングの難しさそのものより、仕事の進め方が分からなかったことでした。

    システムに関する対応を依頼する側(要求元)から課題解決の要望が来ても、次のような道筋を思い描けませんでした。

    • まず何を調べればよいのか
    • 調べることで何を明らかにするのか
    • 分かったことをもとに、次に何をすればよいのか

    その結果、頭も手も止まってしまうことがありました。

    「プログラミングが難しかった」だけではなかったことが、私にとって大きな学びでした。

    先輩に教わり、約1年で流れが見えてきた

    慣れるうえで大きかったのは、先輩に教えてもらったことです。

    各工程で「大まかに何をするのか」を教えてもらい、不明点や細かい部分を質問しながら作業しました。

    私の場合は、約1年経つ頃に、ある程度仕事の流れが分かるようになりました。

    これは私の場合の時間軸です。

    1年あれば誰でも慣れる、という意味ではありません。

    今は「技術を身につければ安泰」とは思っていない

    転職前は、

    「エンジニアの技術を身につければ、食いっぱぐれにくいのではないか」

    と考えていました。

    今は、学び続けないと厳しいと感じています。

    以下は、私の現在の職場と経験からの実感です。

    生成AIの発展によって、実装作業などがかなり楽になりました。

    一方で、実装だけでは周囲との差がつきにくくなっているとも感じています。

    そのため、

    • 要件を整理すること
    • 設計すること
    • 課題を見つけること
    • 考え方を学ぶこと

    が、より重要になっていると感じます。

    技術の勉強だけでなく、考え方の勉強も続けないと安心できない、というのが私の現在の考えです。

    AI時代のエンジニア全体について、何かを断定するつもりはありません。

    未経験転職はゴールではなく、入社後も学び続ける必要がある

    もう一度結論を書くと、未経験からエンジニアへの転職は、実際にできると思っています。

    私自身、未経験から転職できました。

    ただ、転職はゴールではありません。

    私自身、未経験で入社してからも学び続ける必要がありました。

    今は、未経験からエンジニアになるなら、転職後も学び続けるつもりでいた方がよいと感じています。

    当時の自分に伝えるとしたら、次のように言うと思います。

    「未経験で入社して最初の1〜2年は、仕事になかなか慣れず、大変だと思う。会話してても分からない単語がたくさん飛び交う。毎日勉強することになるので、働きながら学ぶ姿勢を持ち続けてほしい」

    これは、私の経験を踏まえた助言です。

    必ず1〜2年苦労する、と言いたいわけではありません。

    エンジニアの仕事内容や向き不向きについては、信用金庫からエンジニアになれる?向き不向きと転職前にできる準備にまとめています。

    また、IT業界という選択肢そのものを整理したいときは、信用金庫からIT業界へ転職はできる?選択肢の整理と考え方も参考にしてください。

    まとめ

    • 私は信用金庫の営業から、未経験でエンジニアに転職できました。ただし、これは私の一例です。
    • きっかけは、営業システムの障害で、システムが多くの人の仕事に影響することを目の当たりにしたことでした。
    • 転職前は、仕事内容を調べ、JavaやJavaScriptに少し触れました。準備が整ってから転職活動を始めたわけではありません。
    • 面接で一番不安だったのは、「なぜIT・なぜエンジニア」の説明でした。働きながら学べるかを聞かれ、資格取得の経験を話しました。
    • 5社に応募して2社からオファーをもらい、私の条件では給与と仕事内容が合っていた自社開発の会社を選びました。
    • 入社後に一番苦労したのは、仕事の進め方が分からなかったことでした。私の場合、約1年で流れが見えてきました。
    • 転職はゴールではなく、入社後も学び続ける姿勢が必要だと感じています。

    次に読む記事

    未経験エンジニア向け転職エージェントの選び方

    未経験からエンジニアを目指すとき、実際に転職エージェントをどう選ぶか知りたい人向けにまとめています。

    → 未経験エンジニア向け転職エージェントの選び方

  • 信用金庫の仕事はきつい?私が実際につらかったことと、続けるのが難しいと感じた理由

    私は信用金庫で働いていた時期に、はっきり「きつい」と感じていました。

    この記事では、何がきつかったのかを、私の経験の範囲で整理します。

    すべて私が勤めていた支店での話で、信用金庫全体に当てはまる話ではありません。

    私が一番きつかったのは「数字」と「上司」だった

    先に結論を書くと、私が一番きついと感じていたのは、数字へのプレッシャーと上司からの叱責でした。

    ここは別の記事で詳しく書いているため、この記事では要点だけにとどめます。

    詳しくは、信用金庫のノルマがつらいと感じた私の実体験|数字が取れないときに苦しかったことをご覧ください。

    ただ、きつさはそれだけではなかった

    振り返ると、きつかったのは数字と上司だけではありませんでした。

    数字の話に隠れて見えにくいのですが、日々の事務量や外回りの負担も、私には大きなものでした。

    以下、順に書きます。

    広い営業エリアで、外回りだけでも時間がかかった

    私の担当営業エリアは広く、移動は原付でした。

    走行距離が長く、1件1件の訪問の間の移動だけでも時間がかかります。そのぶん、外回りに出ている時間が長くなっていました。

    外に出ている時間が長いということは、その間は店内の事務作業ができないということでもあります。

    帰店後は大量の預かり物と事務処理が待っていた

    私は顧客から「預かり物」を受け取る機会が多くありました。

    顧客から預かった書類を整理して、預金係に処理を依頼します。

    書類が揃っていなかったり、必要事項の記載や印鑑に不備があったりすると、処理は進められません。

    金融機関として、正確な事務処理が必要であること自体は当然だと思っています。

    ただ、私にとっては次のことが同時に重なっていたのがきつかったです。

    • 外回りの時間が長い
    • 預かり物が多い
    • 帰店後の事務処理には正確さが求められる
    • そのうえ、営業の数字も取らなければならない

    一つひとつは仕事として必要なことでも、それらが同時に乗ってくると、私には負担が大きく感じられました。

    月末の預かり物と稟議書の期限が重なると特にきつかった

    月末になると、預かり物が増えることがありました。

    その時期に、稟議書の作成期限が重なることもありました。

    帰店した夕方、大量の預かり物を確認しながら、

    「これ、本当に終わるのか?」

    と思ったことがあります。

    これは、当時の私の正直な実感でした。

    書類不備があると、顧客への再訪まで必要になった

    書類に不備があると、次のような流れになることがありました。

    • 預金係から差し戻される
    • 顧客に電話をする
    • もう一度、原付で訪問する
    • 私の側では直せない部分は、顧客に対応してもらう必要がある
    • その分、ほかの事務作業も遅れる

    不備そのものは、確認が必要な書類である以上、起こりうることだと思います。

    ただ、一つの不備が電話・再訪・ほかの作業の遅れにつながっていくため、私には時間的な余裕が残りにくく感じられました。

    ミスできない緊張も大きかった

    こうした流れがあるため、**「間違えたらまずい」**という緊張を強く感じていました。

    書類不備は、上司からの叱責、顧客への再連絡、再訪、時間のロスにつながります。

    正確さへのプレッシャーが、常に頭のどこかにありました。

    実際に書類不備があったとき、上司から、

    「何度も確認したのか」

    「こういうミスをしていると、仕事が雑だと私にも顧客にも思われるのではないか」

    という趣旨のことを言われたことがあります。

    その日はすでに20時ごろでした。

    翌朝一番に、印鑑を1つもらうためだけに顧客先へ再訪しました。

    ミスをすると強く責められるように感じ、「間違えてはいけない」という緊張が強かった、というのが当時の私の感覚です。

    上司がどういうつもりで言ったのかは、私には分かりません。

    ただ、確認を徹底しきれなかった点は、私自身の振り返りとして残っています。

    電子稟議があっても、紙で作ることがあった

    稟議書の作成も、私には負担でした。

    私の支店には、電子稟議の仕組み自体はありました。

    ただ、支店長が紙でないと押印してくれなかったため、私は時間がかかっても紙で稟議書を作成していました。

    これは、私の支店での運用です。

    ほかの支店や、ほかの信用金庫がどうなっているかは私には分かりません。

    夏の暑さで、運転中に意識が朦朧としたことがある

    外回りでは、夏の暑さが非常に厳しかったです。

    私は移動距離が長く、日光にさらされる時間も比較的長かったと感じています。

    あるとき、原付を運転中に意識が朦朧としてしまい、近くの商業施設へ避難したことがあります。

    私自身は、熱中症に近い状態だったのではないかと感じています。

    ただ、医療機関で診断を受けたわけではないため、熱中症だったと断定はできません。

    運転中に意識が遠のくというのは、私にとって安全面で怖い経験でした。

    雪と凍結路面の中、原付で顧客先へ向かったこともある

    冬には、こんな経験もありました。

    雪が降っている日に、顧客から呼ばれたのです。

    路面は凍結していました。

    私の支店では本来、雪が降っている、路面が凍結しているような時間帯は、原付での外回りを控える方針でした。

    しかしその日は、顧客が呼んでいるので行くように、と支店長と上司から言われ、原付で向かいました。

    向かう間は、

    「スリップするのではないか」

    と非常に不安でした。

    幸い事故にはなりませんでしたが、怖い経験として残っています。

    これは、私の支店で起きた、ある一日の出来事です。

    ほかの支店や信用金庫全体が同じだと言いたいわけではありません。

    また、指示した側にどういう事情があったのかは、私には分かりません。

    複数の負担が重なること自体がきつかった

    ここまで書いてきたことは、一つひとつを取り出せば、仕事として避けられないものもあると思います。

    私がきついと感じたのは、それらが同時に重なっていたことでした。

    数字へのプレッシャー、長い外回り、大量の預かり物、稟議書の期限、ミスへの緊張、暑さや雪道での移動。

    どれか一つなら耐えられても、重なると、休まる時間が残りにくくなります。

    振り返ってみても、一つだけ選ぶなら、やはり私にとって一番きつかったのは、数字へのプレッシャーと上司からの叱責です。

    ただ、それ以外の負担がなければ、もう少し違う受け止め方ができたのかもしれない、とも思います。

    それでも、勉強になったことはあった

    つらいことばかりを書いてきましたが、勉強になった点もありました。

    私は、規模は大きくない企業が中心でしたが、会社の決算書を見る機会がありました。

    会社がどういうところにお金を使っているのかを知る機会があったことは、私にとっては勉強になったと感じています。

    ただ、これは私の担当や環境での経験です。

    「信用金庫で働けば決算分析の力が身につく」と言いたいわけではありません。

    体調面の不調や安全面への不安が続くなら、環境を見直していい

    今の私が、当時の自分に伝えたいのは、

    「数字だけでなく、事務量や移動の負担も立派な負担だった」

    ということです。

    数字がきついことだけが「きつい」ではありません。

    事務が多いこと、移動が長いこと、暑さや雪道で安全面に不安があること、間違えられない緊張が続くことも、きつさとして受け止めていいと思います。

    そうした負担が積み重なり、体調面の不調が続いたり、安全面に強い不安を感じたりしているなら、同じ働き方を続けるべきか一度見直してもよいと、私は考えています。

    自分に合わない働き方なら、環境を変えることも選択肢の一つです。

    環境を変える方法は、退職だけではありません。

    たとえば、次のようなものがあり得ると思います。

    • 周囲に相談する
    • 担当や部署の変更を考える
    • 異動を希望する
    • 休む
    • 転職を検討する

    つらいなら必ず辞めるべき、ということではありません。

    私は最終的に環境を変える選択をしましたが、それが誰にとっても正解だとは思っていません。

    辞めることを考え始めた段階の整理は、信用金庫を辞めたいと感じたら|私が辞める前に考えた選択肢に書いています。

    次に読む記事

    信用金庫のノルマがつらいと感じた私の実体験

    数字へのプレッシャーが特につらい場合は、私が実際に感じていた負担を詳しくまとめています。

    → 信用金庫のノルマがつらいと感じた私の実体験

    信用金庫を辞めたいと感じたら

    仕事のきつさから辞めることまで考えている場合は、次にこちらを読んでみてください。

    → 信用金庫を辞めたいと感じたら

    転職を考えたときに整理したことは、信用金庫から転職したい人へ|転職を考えたときに整理したことにまとめています。

    今の状況を整理したいときの参考にしてください。

  • 信用金庫のノルマがつらいと感じた私の実体験|数字が取れないときに苦しかったこと

    私の勤務先では「ノルマ」ではなく「目標」だった

    私が勤めていた信用金庫では、正式名称は「ノルマ」ではなく「目標」でした。

    ただし、達成できなかったときの上司からの追及は厳しく、私には実質的にノルマのように感じられました。

    この記事では、正式名称としての「目標」と、私が実際に受けた感覚としての「実質ノルマ」を分けて書いていきます。

    以下はすべて、私の勤務先や担当エリアでの体験です。信用金庫全体に当てはまるとは限りません。

    渉外係3か月目の月末に、初めて強くつらいと感じた

    私が初めて「目標がつらい」と強く感じたのは、渉外係になって約3か月後の月末でした。

    上司へ営業報告をしたときのことです。

    渉外係になってから、私は融資を1件も取れていませんでした。そのとき上司から、

    「いつまでもお客様気分でいられると思うなよ」
    「いつ数字とるんだ?」
    「お前が取らなかったら、個人目標を達成している仲間が支店の数字のためにお前の分も数字を取らないといけない」

    という趣旨の言葉を受けました。

    実際にこのような言葉を受けたことは、はっきりと覚えています。

    融資・投資信託・定期預金・保険・クレジットカードに個人目標があった

    私の勤務先では、主に次の5項目に個人目標が設定されていました。

    • 融資
    • 投資信託
    • 定期預金
    • 保険
    • クレジットカード

    ほかにも細かい項目はありましたが、大きな柱はこの5つでした。

    一番つらかったのは融資だった

    このなかで、私が一番つらいと感じていたのは融資でした。

    理由は一つではなく、いくつかの条件が重なっていたと感じています。

    数字が取れない理由には、自分では変えにくい条件もあった

    私が渉外係になる前、前任者はコロナ期の無利子融資を担当顧客にかなり実施していました。

    そのため、私が引き継いだころには、既存顧客の融資需要が薄いと感じていました。

    需要が完全になかったわけではなく、あくまで私の体感としてそう感じていた、ということです。

    融資を依頼してくる企業のなかには、私の認識では融資が難しいと感じる先もありました。

    一方で、私が貸し出したいと感じる先はむしろ資金に余力があり、「お金を返したい」という話になることもありました。

    融資を依頼してくる会社がすべて難しい先だった、というわけではありません。

    担当エリアも難しい条件の一つだったと感じています。

    私の営業先は、他の金融機関の大きな支店のメイン営業エリアと重なっており、競争が強いと感じていました。

    また、担当エリアは自分の支店から物理的にも遠い場所でした。

    一番近い顧客でも原付で片道約20分かかり、顧客の要望によっては、雑用のために片道約1時間かかる事務所まで出向くこともありました。

    同期との飲み会で、同期の支店は自分の信用金庫のメイン営業エリアであり、「自分が営業しなくても融資の依頼が来ることがある」という話を聞いたことがあります。

    私はそのとき、営業エリアの違いでここまで差があるのかと感じました。

    これはあくまで同期本人の発言と、それに対する私の受け止めであり、客観的な支店間の比較として断定できるものではありません。

    私は、需要・営業エリア・物理的な距離という、自分では変えにくい条件が重なっていたと感じています。

    それでも次第に「全部自分のせい」と思うようになった

    当時の私は、こうした外部条件の影響もあると感じていました。

    しかし、上司からは外部条件への配慮はなく、数字が取れない要因について、私の能力や人格に問題があるという趣旨の指摘を受け続けました。

    その結果、私は徐々に、

    「数字が取れないのは全部自分のせいだ」

    と考えるようになっていきました。

    これが当時の上司の評価が正しかったということを意味するわけではありませんし、上司が意図的に私を追い込もうとしていたかどうかも、私には分かりません。

    営業方法にも改善余地があったと今は思う

    一方で、当時からすべてを環境のせいにしていたわけではありません。

    私は上司に営業方法を相談したことがあります。

    しかし、「自分で考えろ」と言われたため、私は営業のやり方を具体的に教えてもらえなかったと感じています。

    これは私が上司に相談したときの経験です。

    その結果、私は訪問先で、

    「融資の需要はありませんか?」

    と直接的に聞くことを繰り返していました。

    今振り返ると、工夫が足りなかった部分があり、数字が取れなかったのも当然だったと感じる部分があります。

    今振り返ると、融資需要を直接聞くよりも、顧客の困りごとを聞き、その解決策を考えるなかで資金需要を見つけるやり方もあったのではないかと考えています。

    これは私自身の振り返りであり、「課題解決型の営業が正解だ」と一般化するつもりはありません。

    成績が見える環境と、同僚への負担が罪悪感につながった

    私の勤務先では、個人ごとの成績表・一覧が融資係のエリアに大きく掲示されており、誰がどれだけ数字を上げているかを職員が一目で確認できる状態でした。

    私の目標未達分については、上司や支店長が、すでに自分の個人目標を達成している同僚に対して、支店の数字のために私の分まで追加でやってほしい、という趣旨の依頼をしていました。

    これは私の席からも聞こえる状況でした。

    私はその様子を見聞きして、非常に心苦しく感じていました。

    上司が意図的に私に聞こえるようにしていたかどうかは、私には分かりません。

    その後、上司から、

    「お前が数字を取れないから同僚が余分に数字をやらないといけない」

    という趣旨の言葉を受けました。

    私は、

    • 個人目標を達成できない
    • 支店の数字にも貢献できない
    • 同僚に負担をかける

    という罪悪感を強く持つようになりました。

    「数字を取れない自分には価値がない」と感じるようになった

    その結果、私は、

    「数字を取れない自分には価値がないように感じる」
    「自分は働いている意味があるのだろうか」

    と思うようになっていきました。

    さらに上司からは、

    「数字を取ってこないのに給料が払われているなら、会社にとってお前はコストでしかない」

    という趣旨の厳しい言葉を受けたこともあります。

    体調や睡眠にまで影響が出た

    数字が取れない状態が続くなかで、私には精神面・体調面の変化が出ていました。

    平日の仕事中に下痢や腹痛が頻繁にあり、訪問先でトイレを借りることもありました。

    夜は数字のことや上司から言われた言葉を繰り返し思い出し、寝つきにくいこともありました。

    休日も仕事のことばかり考えてしまい、金曜日の夜も、休みが来る安堵感より、また月曜日が来る憂うつ感のほうが大きく感じられました。

    目標や数字のことが頭から離れず、精神的にも体調的にも休まる時間が少なかったと感じています。

    「ノルマが原因で病気になった」と断定するつもりはありません。

    ただ、数字へのプレッシャーや上司とのやり取りが続くなかで、私にはこうした状態が続いていました。

    目標達成より先に環境を見直していい

    最終的に私が「環境を変えたほうがいい」と考える大きなきっかけになったのは、体調への影響が続いたことでした。

    私は、

    「仕事に慣れるのが先か、体調を崩して働くのが難しくなるのが先か」

    を考えたとき、後者になる気がしました。

    今、当時の自分に一番伝えたいのは、

    「体調に影響が出ているなら、目標達成より先に環境を見直していい」

    ということです。

    これは「つらいなら絶対に辞めろ」という意味ではありません。

    誰かに相談すること、異動を検討すること、休むこと、転職を検討することも、環境を見直すための選択肢の一つだと私は考えています。

    数字だけでなく、自分が働き続けられる状態かも考える

    数字が取れないつらさの背景には、営業エリアや需要といった自分では変えにくい条件と、営業方法など自分で見直せる部分の両方があると、私は今振り返って感じています。

    ただし、体調面の不調まで続いているなら、まずは環境そのものを見直すことを考えてよいと思います。

    「辞めたい」と感じ始めた段階の方は、[信用金庫を辞めたいと感じたら|私が辞める前に考えた選択肢]も参考にしてください。

    転職という選択肢を具体的に考えたい方は、[信用金庫から転職したい人へ|転職を考えたときに整理したこと]もあわせて読んでみてください。

    次に読む記事

    信用金庫を辞めたいと感じたら

    ノルマや数字のプレッシャーから、仕事を続けるか迷っている人向けに、私が辞めたいと感じたときの考えをまとめています。

    → 信用金庫を辞めたいと感じたら

  • 信用金庫から転職すると年収は下がる?未経験IT転職で実際に変わった給与と私が見た条件

    未経験転職なので年収ダウンは覚悟していた

    未経験の職種への転職だったため、私は現在もらっていた金額より年収が下がることを覚悟していました。

    ただし本音では、できれば前職と同程度の年収がほしいという気持ちもありました。「年収が下がっても気にしなかった」というわけではありません。

    給与条件の交渉は転職エージェントに依頼していましたが、面接で希望年収を直接聞かれることもありました。

    その場合は、「前職と同程度を希望しているが、御社の規定に従う」という趣旨で答えていました。

    ただし、これは私が使った対応の一つであり、「転職エージェントを使えば年収交渉がうまくいく」ということを言いたいわけではありません。

    内定先によって年収条件はかなり違った

    内定をもらった会社の間で、年収条件には差がありました。

    一番低かった内定条件と、実際に入社した会社の条件とでは、約80万円の差がありました。

    これは私が受けた内定同士の比較であり、「未経験転職では会社によって必ず80万円差が出る」ということを言いたいわけではありません。

    また、別の内定先では、前職より100万円近く下がる条件のものもありました。そのため、他の企業でも同じくらい下がるのではないかという不安がありました。

    この点については、[信用金庫からの転職は難しい?未経験でIT転職した私が実際に感じた難しさ]ですでに触れているため、ここでは年収比較の一例として簡潔に触れるにとどめます。

    実際に入社した会社では年収が約20万円下がった

    実際に入社したのは自社開発企業です。社内SEではありません。

    前職と比べると、基本給は月1万円ほど下がり、賞与まで含めた年収では約20万円下がったというのが私の記憶です。

    これは私一人の実例であり、「未経験IT転職では年収が20万円下がる」ということを一般化するつもりはありません。

    額面年収ほど生活への影響は大きくなかった

    年収は約20万円下がりましたが、実際の生活への影響は思ったより小さいものでした。

    信用金庫時代、私の勤務先では、給与から私的年金への拠出がありました。そのため、額面ほど手取りを多く感じられていませんでした。

    転職後はこの拠出がなくなったため、額面年収の差ほど手取りの差を大きくは感じませんでした。

    これは私の勤務先での話であり、信用金庫全体の制度として一般化するつもりはありません。

    残業代を含めると、月々の給与は前職に近づいたと感じることもありました。

    ただし、年収全体が前職と同程度になったわけではありません。

    手取りだけでなく、仕事に伴う出費も変わった

    信用金庫時代は原付で外回りをしており、悪天候の中で営業することもあったため、スーツが傷みやすく、追加でスーツを買うなど仕事に伴う出費が多くありました。

    これは私自身の実感であり、「信用金庫職員はスーツ代が高い」と一般化するつもりはありません。

    転職後は、スーツをほとんど着ず、基本はリモートワーク、出社時も服装自由という働き方になりました。

    そのため、仕事に伴う服装関連の出費は減りました。

    こうした変化から、私は「年収は下がったが、体感として使えるお金はむしろ増えたように感じる」という実感を持っています。

    ただし、厳密に可処分所得を計算したわけではないため、「可処分所得が上がった」と断定するつもりはありません。あくまで体感としての実感です。

    求人では基本給と固定残業代の内訳を見ていた

    求人を見るとき、私は基本給と固定残業代の有無・内訳を確認していました。

    私自身は、基本給が大きい方がよいと感じています。理由は、会社によっては残業代や賞与の算定に基本給が関わることがあるためです。

    ただし、これは会社によって制度が異なるため、一般化しすぎないようにしたい点です。

    同じ月給でも基本給によって賞与差が出る場合がある

    分かりやすい数値例を一つ挙げます。

    • A社:月給30万円(内訳:基本給30万円)
    • B社:月給30万円(内訳:基本給24万円+固定残業代6万円)

    仮に、賞与が「基本給の2か月分」で計算される会社だとすると、

    • A社:賞与60万円
    • B社:賞与48万円

    となる場合があります。

    これは、同じ月給30万円でも、賞与算定の基礎が基本給の場合、基本給の違いによって年収差が出ることがある、という一つの例です。

    ただし、実際の賞与計算方法や固定残業代の扱いは会社によって異なります。

    固定残業代という制度自体が悪いというわけではなく、固定残業代があると必ず年収や賞与が低くなるということでもありません。

    また、残業代の計算方法も、固定残業代・基本給・所定労働時間など制度によって異なるため、「基本給が高ければ必ず残業代も高くなる」とも言い切れません。

    私が求人を確認するときに意識していたのは、月給総額だけでなく、基本給と固定残業代の内訳を見るということでした。

    入社時年収だけでなく昇給幅も見ておけばよかった

    転職後に振り返って、もっと確認しておけばよかったと思うのは「昇給幅」です。

    現在は普通に暮らせる給与をもらえています。

    ただし、今後さらにお金が必要になったとき、今の昇給ペースでは困る可能性があると感じています。

    もし今後必要な収入と、今の会社での昇給ペースに差が出れば、再び転職活動を考える可能性はあります。ただし、必ず転職するということではありません。

    入社時の年収だけでなく、その会社でどの程度給与が伸びていく可能性があるかも確認しておけばよかった、というのが今の実感です。

    ただし、会社の将来の昇給を正確に予測できるわけではありません。

    年収だけで会社を選ばなかった

    実際の入社先を選ぶ際、年収以外に重視したのは、次の3点でした。

    • リモートワーク
    • 自社開発企業であること
    • 現場配属前に研修があること

    リモートワークを重視したのは、信用金庫時代は必ず出社し、満員電車での通勤が負担だったためです。柔軟な働き方をしたいと考えていました。

    自社開発を重視した背景には、当時の私が、SESのような客先常駐型では配属先によって働きやすさが変わりそうだというイメージを持っていたことがあります。

    これは当時の私が持っていたイメージであり、「SESは働きにくい」「客先常駐は悪い」ということを言いたいわけではありません。

    当時求人を見ていた印象では、未経験可のSES求人は比較的多く見つかった一方、給与が低いと感じる求人も多くありました。

    一方で、社内SE求人は未経験では入りにくいと感じましたが、給与が比較的高いと感じる求人も見かけました。

    ただし、これはあくまで当時私が見た求人の印象であり、業界全体の給与水準として断定するものではありません。

    実際に入社したのは自社開発企業であり、社内SEではありません。

    研修を重視したのは、未経験だったため、本格的な業務に入る前にある程度の予備知識をつける期間がほしかったためです。

    ただし実際には、入社前・配属前研修で学んだ内容が、現場配属後の仕事に直接役立った実感はあまりありませんでした。

    これは私自身の経験であり、「研修は役に立たない」と一般化するつもりはありません。

    こうした求人選びの考え方については、[信用金庫からの転職先はどう選ぶ?私がITエンジニアを選んだ理由と求人選びの基準]でも扱っているため、本記事では年収に関わる部分にとどめます。

    年収面で転職前の自分に一番伝えたいことは、「基本給と固定残業代の内訳を見ること」です。

    月給の総額だけでなく、基本給がどれくらいあるのかを見る方が大事だと今は感じています。

    給与は大事だが、働き続けられる環境も同じくらい重要

    給与は非常に大事だと思っています。

    ただ、それと同じくらい、働きやすいかどうかも大事だと私は感じています。

    給与が高くても短期間で辞めざるを得ない職場では、結果的に得られる収入は限られます。

    一方で、給与が少し低くても、無理なく働き続けられる環境なら、長い目で見れば安定して収入を得やすいと私は考えています。

    もちろん、働きやすく給与も高い会社が理想です。

    ただ、両方を完全には満たせない場合、私にとっては働き続けられる環境の方が、さらに重要な判断材料でした。

    年収だけでなく、働き続けられる環境も含めて考えてみる

    私は未経験のIT業界へ転職するとき、年収が下がる可能性を想定していました。

    実際に受けた内定でも、会社によって条件にはかなり差がありました。また、額面年収だけでは判断しきれない部分もあると感じています。

    求人を見るときは、月給総額だけでなく基本給と固定残業代の内訳、そして昇給幅も確認しておくことをおすすめします。

    転職先の選び方を詳しく知りたい方は、[信用金庫からの転職先はどう選ぶ?私がITエンジニアを選んだ理由と求人選びの基準]も参考にしてください。

    転職を考え始めたときの全体的な整理を知りたい方は、[信用金庫から転職したい人へ|転職を考えたときに整理したこと]でまとめています。

    辞めることに迷いがある方は、[信用金庫を辞めるのはもったいない?私が考えた「今の安定」と「将来の安定」]もあわせて読んでみてください。

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    信用金庫からの転職先はどう選ぶ?

    年収だけでなく仕事内容や働き方も含めて転職先を考えたい場合は、こちらで選択肢を整理しています。

    → 信用金庫からの転職先はどう選ぶ?

    信用金庫からIT業界へ転職はできる?

    私が実際に選んだIT業界への転職について知りたい場合はこちらです。

    → 信用金庫からIT業界へ転職はできる?

  • 信用金庫を辞めてよかった?数年経った今も後悔していない理由

    私は今も信用金庫を辞めてよかったと思っている

    数年経った今でも、私は信用金庫を辞めてよかったと思っています。

    特に良かったと感じているのは、次の二つから離れられたことです。

    一つは、営業数字を上げられず上司から叱責され、精神的に参っていた状態から離れられたこと。

    もう一つは、営業中に熱中症や悪天候による事故の危険を感じる働き方から離れられたことです。

    一番大きかったのは精神的に楽になったこと

    数年経った今でも、辞めてよかったと思う最大の理由は、精神的に安定していることです。

    信用金庫時代、私は出社すると上司に怯えている状態でした。休日も仕事のことを考えて心が休まらず、当時、精神科を受診したところ抑うつ状態と診断された時期もありました。

    この時期の経験については「信用金庫から転職したい人へ|転職を考えたときに整理したこと」で詳しく触れているため、ここでは簡単に触れるにとどめます。

    転職後は、上司に怯えることがなくなり、休日も普通に過ごせるようになりました。

    私にとっては、このメンタル面が楽になったことが何より大きな変化でした。

    上司に普通に相談できるだけで「前と違う」と感じた

    信用金庫時代、私は上司に声をかけること自体が非常に億劫でした。

    報告や相談をしても、最後には営業数字の話になり、仕事ぶりを厳しく否定されるような言葉を受けることが多く、強いプレッシャーを感じていました。

    これは私が当時受け持っていた上司との関係の話であり、信用金庫全体の文化として一般化するつもりはありません。

    また、当時の私は、普段は十分に助けてもらえていないと感じることがありました。

    現在の上司は温厚で、仕事がうまくいかないときも「なぜうまくいかないのか」を一緒に考え、改善策も一緒に検討してくれます。

    私が今の職場で感じている限りでは、個人の能力だけを責めるのではなく、原因を整理し、個人の能力に依存しすぎないよう仕組みで改善しようとする傾向があります。

    これは私の現在の職場での実感であり、「IT業界はそういう文化だ」と一般化するつもりはありません。

    転職先で上司に普通に相談できたときは、辞めてよかったと最初に実感した瞬間の一つでした。

    外回りの負担から離れられたことも大きかった

    現在はデスクワーク中心の仕事をしており、営業中のような熱中症や悪天候による事故のリスクをほとんど感じなくなりました。

    雨の日に外回りをしなくてよいと感じた瞬間も、辞めてよかったと最初に実感した瞬間の一つです。

    ただし、これは私自身の現在の仕事内容と信用金庫時代の営業を比較した実感であり、「デスクワークには事故リスクがない」「IT業界は安全だ」と一般化するつもりはありません。

    給与面だけは惜しいと思うことがある

    辞めたことで惜しいと感じるものを強いて挙げるなら、給与面です。

    最近、以前勤めていた信用金庫の採用情報を見て、給与面で少し惜しい気持ちになったことがあります。

    ただし、採用情報の給与が上がっていたとしても、既存の在職者の給与も同じように上がっているかどうかは私には分かりません。

    そのため、「もし既存職員の給与も上がっているなら、続けていればそれなりの給与をもらえたかもしれない」と思うことはあります。

    ただし、これは完全に仮定の話です。「続けていれば給与が上がっていた」と断定できる根拠は私にはありません。

    それでも「続けていれば」は仮定にすぎない

    給与面を惜しいと感じることはあっても、「辞めてよかった」という結論は変わりません。

    理由は、給与が上がるかもしれないという話は、あくまで「続けられていれば」という仮定の上に成り立っているからです。

    当時の私は限界を感じており、給与が上がる局面まで働き続けることは難しかったと思っています。

    信用金庫時代、「続けていればそのうち楽になるかもしれない」と期待していた時期はありませんでした。

    当時は余裕がなく、目の前の一日一日をこなすことで精一杯でした。

    辞めた後が楽だったわけではない

    辞めたらすぐに楽になったわけではありません。

    辞めた後に大変だったのは、新しい仕事をゼロから覚えることでした。

    初めてやる仕事、初めて聞く言葉、毎日の勉強が必要で、当時は苦労しました。

    一から仕事を教えてくれた転職先の上司には、今も非常に感謝しています。

    転職前、私はエンジニアに対して「あまりコミュニケーションが得意ではなさそう」という先入観を持っていました。

    これは私の勝手なイメージでした。

    実際に入社してみると、今の職場では優しく、普通にコミュニケーションを取れる人が多く、前職で私と似たようなつらい経験をして転職してきた人から優しく接してもらったとも感じています。

    ただし、これも私の現在の職場での経験であり、エンジニア全体に当てはまる話として一般化するつもりはありません。

    当時は全部を自分の能力不足だと思っていた

    当時は数字が上がらない原因を自分の能力不足だと考えていました。

    当時の感覚を例えるなら、「魚の釣り方を知らないのに、魚を釣らなければならない状態」に近いものでした。

    ただ、今振り返ると、渉外に出て間もなかったことに加え、引き継ぎ時点の案件状況や担当エリアの競争環境も重なっていました。

    私にはかなり厳しい条件だったと感じています。

    今振り返ると、環境の影響も大きかったと感じる

    転職後、距離を置いて振り返ると、「自分の能力だけで片づけられる状況ではなかった」と感じています。

    当時、上司に環境面の難しさを相談しても、「その状況でも数字を上げる方法を考えろ」という趣旨の返答が中心でした。

    当時の自分に伝えるとしたら、「自分だけでは変えにくい条件が重なっているなら、環境を変えることも現状を変える方法の一つだ」ということです。

    ただし、これは「必ず辞めるべきだ」ということではありません。

    つらい状況にいるとき、すべてを自分の能力不足だと思わなくてよい場合もある、という私の考えです。

    読者一人ひとりの状況がどうなのかは、私には断定できません。

    辞めてよかったと思うのは「働き続けられる環境」に移れたから

    私が「信用金庫を辞めてよかった」と感じている理由を一言で表すなら、「働き続けられる環境に移れたから」です。

    給与よりも、安心して働ける環境の方が、少なくとも私にとっては重要でした。

    現状を変えるには、退職に限らず何か行動する必要がある

    辞めたら楽になるかどうかは、私にも分かりません。

    ただ、行動しなければ現状は変わらないとも思っています。

    楽になる方向へ進みたいのであれば、何かしらの行動が必要になるはずです。

    その行動は、退職だけとは限りません。

    誰かに相談すること、異動を検討すること、転職活動を始めてみること、休むことを検討することも、現状を変えるための行動の一つだと私は考えています。

    辞める前にどんな選択肢があるかを整理したい方は「信用金庫を辞めたいと感じたら|私が辞める前に考えた選択肢」、

    転職先をどう考えたのか知りたい方は、私が転職先を選んだときの考え方も参考にしてください。

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    信用金庫から転職したい人へ

    信用金庫を辞めたあとの体験だけでなく、転職を考える段階で整理しておきたいこともまとめています。

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    転職を具体的に考え始めたい方は「信用金庫から転職したい人へ|転職を考えたときに整理したこと」もあわせて読んでみてください。

  • 信用金庫からの転職は難しい?未経験でIT転職した私が実際に感じた難しさ

    転職前は「信用金庫からの転職は難しい」と思っていた

    転職活動を始める前、私は「信用金庫から未経験の業界への転職は難しい」と考えていました。

    理由は、信用金庫で得られる経験やスキルは信用金庫業界の中でしか通用しないのではないかと感じていたためです。全く経験のない業界に応募しても、自分のこれまでの経験が評価されないのではないかという不安がありました。

    実際には書類選考より志望動機作りの方が難しかった

    実際に転職活動を始めてみると、私は未経験歓迎の求人を中心に応募していたこともあり、書類選考で落とされることは少なかった記憶があります。

    正確な件数までは覚えていませんが、少なかったと思います。面接でも、「金融以外の経験がないこと」を特に指摘された記憶はありません。

    逆に、信用金庫出身という経歴から、面接で「真面目な人」という印象を持たれたと感じたことがありました。

    ただし、これは私が受けた面接での一つの経験であり、「信用金庫出身者は真面目だと評価される」と一般化するつもりはありません。

    私にとって転職活動の中で一番難しかったのは、志望動機を作ることでした。

    自分のこれまでの経験、なぜIT業界なのか、なぜその企業なのか、入社後に何をしたいのか、という要素を一貫性のある形でつなげることが難しく、最初はうまく作れませんでした。

    私自身、言葉をまとめたり整理したりすることが苦手だと感じていたため、転職エージェントに添削してもらいながら少しずつ形にしていきました。

    第三者に見てもらえたことは私にとって良かったと感じていますが、「転職エージェントを使えば志望動機が完成する」「使えば転職できる」ということを言いたいわけではありません。

    未経験だから応募しなかった求人もあった

    未経験だったため、実務経験○年以上、特定言語の経験必須、即戦力前提、ポートフォリオ必須といった条件のついた求人には応募しませんでした。

    これは、応募すれば必ず落ちるということではなく、私自身が「これは自分には難しい」と判断して応募対象から外していたという事実です。

    年収が下がることへの不安もあった

    内定をもらうまでの大きな不安は二つありました。

    一つは年収が大きく下がるのではないかということ、もう一つはITの仕事についていけるのかということです。

    年収については、私が実際に他にもらった内定の中に、前職より年収が100万円近く下がる条件のものがありました。

    そのため、「他の企業でも同じくらい下がるのではないか」という不安がありました。

    これはあくまで私が受けた1社の実例であり、「未経験転職では年収が100万円下がる」と一般化するつもりはありません。

    本当に難しかったのは入社後だった

    ITについていけるかという不安の具体的な中身は、プログラミングが理解できないのではないか、周囲の会話についていけないのではないか、技術用語が分からないのではないか、仕事の進め方が分からないのではないか、というものでした。

    実際に転職してみると、この四つすべてで、私はおよそ1年ほど苦労しました。

    仕事のやり方にも技術用語にも慣れていなかったため、知らない単語を調べて理解するという毎日が続きました。

    ただし、これは私自身の経験であり、「未経験者は必ず1年苦労する」ということを言いたいわけではありません。

    知らないことを毎日調べる日々が続いた

    入社後に特に大変だったのは、周囲より知識がなく質問することが多かったこと、毎日知らない言葉を調べ続けたこと、成果を出せるまでに時間がかかったことでした。

    転職できるかどうかを考えていた段階では想像できていなかった大変さだったと感じています。

    それでも転職を後悔したことはなかった

    これだけ苦労した時期がありながらも、「信用金庫に戻りたい」「転職しなければよかった」と思ったことはありませんでした。

    大変だったことと、転職を後悔したことは、私の中では別の話です。

    信用金庫経験がそのまま通用した実感はない

    転職前、私は「信用金庫の経験は他業界では通用しないのではないか」と考えていました。

    転職してみて、信用金庫で身につけた専門知識や業務経験そのものが、そのままITの仕事で使えたとはっきり実感できるものは、今のところ特にありません。

    一方で、仕事の中で身についた習慣など、結果的に役立ったと感じているものはあります。

    無理に「信用金庫の経験は必ず活きる」と結論づけるつもりはありません。

    信用金庫での経験と転職後に活きた・活きなかった点について詳しくは、「信用金庫から異業種へ転職できる?私がエンジニア転職で感じた活かせる経験と足りなかったもの」で扱っているため、ここでは深く触れません。

    転職活動では「これから学べること」を自分なりに伝えた

    一方で、転職活動では、顧客の困りごとに対して動画活用を提案した保育園での経験を、課題解決力のポテンシャルを示す材料として使いました。

    この経験の詳細は、「信用金庫からの転職で活かせるスキルは?実績がなかった私が強みを見つけた方法」で扱っているため、ここでは簡単な紹介にとどめます。

    また、自主的にプログラミング言語を勉強していたことも面接で話しました。

    それによって、未経験でも学び続ける姿勢や、入社後も勉強しながら仕事に慣れていく意欲を、自分なりに伝えたつもりです。

    ただし、採用側が実際にこれをどう評価したかは分かりません。あくまで私がそうアピールしたという事実です。

    保育園での経験を、実際の出来事にもとづいて整理して話せたことも、転職活動の中で良かったと感じています。

    私が応募した未経験歓迎の求人では、過去の経験だけでなく、なぜその仕事をしたいのか、これから学んでいけるかを伝えることも重要だと感じました。

    信用金庫からの転職が難しいか考える前に確認したいこと

    当時の自分に伝えるとしたら、「未経験業界に転職すること自体は、想像していたほど難しくなかった。ただし、入社後は新しい経験を一から積み直すことになるため、慣れるまでは大変だと認識しておいた方がいい」という感覚です。

    そのうえで、読者に一番伝えたいのは、「難しいかどうかを考える前に、本当にその業界へ行きたい理由があるかを確認した方がいい」ということです。

    理由は、入社後にまた初心者として学び直す期間があるためです。

    今の仕事を離れたいという気持ちが出発点でも、そのうえで「なぜ次はその業界なのか」を自分なりに整理しておくことが大切だと私は考えています。

    難しさを理由に立ち止まる前に、行きたい理由を整理してみる

    信用金庫からの転職は、少なくとも私の場合、想像していたほど難しいものではありませんでした。

    ただし、志望動機を一貫した形で作ること、入社後に初心者として新しい経験を積み直すことには、それぞれ別の難しさがありました。

    これから転職を考える方は、「難しいかどうか」だけでなく、「なぜその業界へ行きたいのか」を自分の言葉で整理してみてください。

    転職を考え始めたときの全体的な整理を知りたい方は「信用金庫から転職したい人へ|転職を考えたときに整理したこと」、

    転職先の選び方を知りたい方は「信用金庫からの転職先はどう選ぶ?私がITエンジニアを選んだ理由と求人選びの基準」、

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    信用金庫からの転職で活かせるスキルは?

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  • 信用金庫からの転職で活かせるスキルは?実績がなかった私が強みを見つけた方法

    「自分にはスキルがない」と感じていた転職前

    転職活動を始めたころ、私は自分にスキルがあるとは思っていませんでした。

    新卒の就職活動では自分の強みを「課題解決力」と話していましたが、社会人になってからは、学生時代に直面する課題と仕事で直面する課題は違うと感じるようになり、転職の時点では「課題解決力が自分の明確な強みだ」という確信は持てていませんでした。

    結果的に転職活動では課題解決力をアピールすることになりましたが、自信満々に「これが自分の強みだ」と思っていたというより、面接で強みを説明するために、後で紹介する保育園での経験を整理して使ったという感覚に近いです。

    信用金庫時代は、営業数字を十分に上げられず、上司から叱責を受けることもありました。自分では「これといった実績がない」と感じており、特に融資獲得の実績が少なく、転職で何をアピールすればいいのか不安でした。

    少額の設備資金融資を1件獲得できた経験はありますが、1か月ほど通い続け、お願いする形で融資を受けてもらったという認識で、胸を張れる営業実績だとは当時も今も考えていません。

    信用金庫で働く中で、できるようになったこと

    華々しい実績はなかった一方で、日々の業務の中で少しずつできるようになったことはいくつかあります。

    一つは、電話での対応です。定期預金の電話勧誘では、最初は緊張して何を話せばいいか分からず、頭が真っ白になることがありました。それが繰り返すうちに、徐々に自然に話せるようになりました。特別な訓練を受けたというより、単純に「慣れたのだと思う」というのが私自身の認識です。

    もう一つは、決算書の読み方です。私の場合、ほんの少し読めるようになった、という程度のものです。売掛金などの項目について、過年度との推移や取引先の状況を見て、「不良資産に該当するかもしれない」と考え、気になる点を上司へ相談できるようになりました。

    自分一人で判断して処理していたわけではなく、気づいたことを上司に相談できるようになった、というレベルの話です。

    もう一つは、上司への報告の仕方です。最初は報告の順序がまとまらず、最後には「何を話しているのか」「上司に何をしてほしいのか」が伝わらなくなることがありました。そこで結論から話すことを意識するようになりました。

    まだ話が長くなることはありましたが、少なくとも自分の意図を以前より伝えられるようになったと感じています。

    いずれも、大きな成果と呼べるようなものではありません。ただ、こうした「できるようになったこと」の一つひとつが、後で紹介する強みの整理につながっていきました。

    保育園への提案と、そこから生まれた自分の変化

    信用金庫時代、担当していた保育園の園長から、コロナ禍で保護者向けの施設見学ができないという話を聞いたことがあります。そこで、施設内を動画で撮影してYouTubeなどで見てもらう方法を提案しました。

    保護者から良い反応があり、園長にも感謝してもらえました。その後、園長が投資信託を購入することにもつながりました。この提案が融資の獲得につながったわけではありません。

    この経験を通じて、私自身の中で顧客との向き合い方に変化がありました。

    それ以前の私は、顧客と話すときに「融資の需要はないか」という基準で対話することを意識していました。保育園の経験以降は、「この顧客はいま何か困っていることはないか」という基準で話を聞き、課題があれば提案することを意識するようになりました。

    この変化は、実績の大小そのものよりも、私にとって大きな意味を持っていると感じています。

    転職活動で役立った「行動実績」の整理方法

    転職活動を始めたころ、転職エージェントから経験の整理方法を教えてもらいました。これが私にとって非常に役立ちました。

    整理の流れは次のようなものです。

    1. 意識したこと
    2. 行動
    3. 結果
    4. 自分の変化

    私は営業実績そのものに自信がなかったため、保育園での経験をこの流れで整理し、面接で話せるようにしました。

    この整理方法は、転職してから振り返って思いついた後付けの説明ではなく、実際の転職活動の当時に使っていたものです。

    ただし、これは私が転職エージェントから教えてもらって役立った経験であり、「転職エージェントを使えば誰でも強みが見つかる」ということを言いたいわけではありません。

    特別な成功体験がなくても、日常業務から探してよい

    私の考えでは、店舗の実績や営業数字だけが「実績」ではありません。

    自分が何かを意識して行動し、その結果が生まれ、その経験によって自分の考え方や行動が変わったのであれば、それも自分の中の「行動実績」として整理できると考えています。日常業務の中から探してもよいはずです。

    仕事のほとんどは日常的なことの積み重ねです。特別な成功体験があるに越したことはありませんが、自分がどんな人間なのかを説明できるのであれば、日常的な経験から探してよいというのが私の考えです。

    ただし、「確認しています」「電話対応しています」のように事実だけを述べても弱いというのが私の実感です。その先を説明できなければ、「だから何?」で終わってしまいます。

    なぜそうしたのか、何を意識したのか、どう行動したのか、どんな結果になったのか、その結果自分がどう変わったのか、というところまで深掘りすることが必要だと感じています。

    職務経歴書には書ききらず、面接で深掘りできるようにした

    保育園の事例は職務経歴書にも書きましたが、詳しくすべてを書いたわけではありません。書類に書いた内容を面接でそのまま繰り返すと内容が重複してしまうため、面接で深掘りして話せる余地を残しておきました。

    少なくとも私が受けた面接では、営業実績について聞かれませんでした。一方で、「仕事をしていて、どんな課題をどのように解決したのか」という内容は聞かれました。

    保育園の事例については、なぜその提案をしたのか、自分で考えたのか、結果はどうだったのか、といったことを聞かれた記憶があります。ただしこれは私の記憶にもとづくものであり、面接ごとに必ず同じ質問がされるということではありません。

    今振り返ると、結果の大きさよりも「なぜそうしたのか」を自分の言葉で深掘りして説明できる経験を選ぶ方がよいと私は考えています。そのほうが「自分はどんな人間なのか」を相手に伝えやすいと感じているためです。

    ただし、これは私自身の転職経験にもとづく考え方であり、採用全般における絶対的な正解だと断定するものではありません。

    信用金庫の専門知識・資格は転職先でどうだったか

    私の場合、信用金庫で身につけた金融商品や融資に関する専門知識のほとんどは、現在のエンジニア業務では直接使っていません。同僚からローンやNISAについて相談され、知っている範囲で答えることがある程度です。

    金融系の資格についても、エンジニア転職で使えるスキルだとは当時考えていませんでしたし、現在のエンジニア業務で役立っているとも感じていません。

    ただし、これはあくまで私自身の転職先・仕事内容での話です。金融系のシステムに関わる仕事など、内容によっては状況が異なる可能性があるため、「金融資格はエンジニア転職では役に立たない」と一般化するつもりはありません。

    一方で、確認を繰り返す習慣や、相手の立場や反応を考えて伝え方を選ぶ習慣など、信用金庫時代の行動そのものが転職後に結果的に役立ったと感じているものもあります。

    この点は「信用金庫から異業種へ転職できる?私がエンジニア転職で感じた活かせる経験と足りなかったもの」で詳しく紹介しているため、ここでは触れる程度にとどめます。

    転職前には分からなかったこと

    私は今、「信用金庫で身につけたスキルを、そのまま転職先で使えるものにしよう」と無理に考える必要はあまりないと考えています。

    理由は、実際に転職して働いてみなければ、何が使えるかは分からないからです。「結果的にこれが使えた」というものはありますが、転職前の段階で「このスキルはエンジニアでも絶対に使える」と断定的に結びつけることは難しいというのが私の実感です。

    転職後、私は論理的思考力の必要性を強く感じるようになりました。アルゴリズムについても、自分で勉強する中や、転職後の仕事を通じて必要性を感じました。

    今、転職前の自分に一つだけ準備を勧めるとしたら、この論理的思考力です。

    論理的に考えることは、自分の行動実績を順序立てて整理することにもつながっていると私は感じています。ただし、「この行動実績の整理方法をやれば論理的思考力が身につく」ということまでは言えません。

    「自分にはスキルがない」と感じたら、行動実績を整理してみる

    自分には目立った実績がないと感じていても、それだけで転職先に話せるものがないとは限らないと私は考えています。

    まずは日常業務の中から、「意識したこと→行動→結果→自分の変化」という流れで一つの経験を整理してみてください。

    大きな成果である必要はありません。なぜそうしたのかを自分の言葉で説明できる経験であれば、日常業務の中から探して構わないはずです。

    信用金庫時代の経験が転職後にどう活きたのかを詳しく知りたい方は「信用金庫から異業種へ転職できる?私がエンジニア転職で感じた活かせる経験と足りなかったもの」、

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