信用金庫から転職したい人へ|転職を考えたときに整理したこと

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信用金庫から転職した私が、最初に考えたこと

私は信用金庫で働いたのち、IT業界へ転職しました。転職を考え始めた当初、私が最初に整理しようとしたのは、「このまま働き続けた場合に何が起きるか」と「転職した場合に何を得て、何を失う可能性があるか」という比較でした。

ここでは、IT業界そのものの選択肢の説明は繰り返さず、私が転職を考え、実際に行動するまでの経緯を中心に書きます。

私が転職を考え始めたきっかけ

転職を考え始めたのは、信用金庫2年目の冬ごろ、渉外係だったときです。きっかけは一つではなく、良いものと悪いものの両方がありました。

きっかけの一つは、担当していた保育園でのことです。当時はコロナの影響が残っていて、保育園の施設見学が難しい時期でした。園長から、親御さんが施設を見学できず保育園選びで不安を感じているという相談を受け、私は施設内を動画で撮影し、YouTubeや保育園のWebサイトで見られるようにすることを提案しました。この提案は親御さんから好評で、園長にも感謝され、その後投資信託の契約にもつながりました。

自分で技術そのものを作ったわけではありませんが、技術を使った提案で人の役に立てたという経験から、「技術を扱う仕事であれば、別の形で人の役に立てるのではないか」と考えるようになり、IT業界への転職に興味を持ちました。提案の詳しい経緯は「信用金庫からIT業界へ転職はできる?選択肢の整理と考え方」で紹介しているので、ここでは簡単な紹介にとどめます。

一方で、当時の仕事環境そのものにも悩みがありました。渉外係として営業数字を思うように上げられず、上司から人格を否定するような厳しい言葉を受けることもありました。夜になかなか眠れないことが続き、業務中に頻繁に腹痛が起きるようにもなり、精神科を受診したところ、抑うつ状態と診断されました。医師からは休職という選択肢も提示されましたが、私は休職しても自分が置かれている状況そのものは変わらないと感じ、「このままだと自分の人生が良くない方向へ進んでしまう」と考えて、転職を決意しました。

これは私個人の当時の判断です。同じような状況にある人に、休職より転職を勧めるものではありません。

転職を考えるうえで感じていた不安

転職を考え始めてからも、不安がなかったわけではありません。当時勤務していた信用金庫は、私は業界内では給与が良い方だと感じていて、我慢して勤め続ければそれなりの給与を得られそうだとも考えていました。私は当時、金融業界を比較的安定していると捉えていたため、その環境を手放すことにも怖さがありました。

また、未経験でIT業界へ転職すれば給与は下がるだろうと当時の私は考えていましたし、転職先の仕事がきつければ、仕事面・生活面の両方で厳しくなるかもしれないという不安もありました。これはあくまで当時の私の認識であり、「未経験からのIT転職では給与が下がる」という一般的な事実として述べているものではありません。

それでも、転職を考え始めてからは「信用金庫に残った方がいいかもしれない」という気持ちにはなりませんでした。このまま働き続けられなくなれば、給与が下がるかどうか以前に、給与を得ること自体が難しくなると当時の私は考えていたためです。

転職を決めてから最初に行ったこと

転職を決めてから、私はまず求人サイトで、未経験でも応募できそうな求人がどのくらいあるのかを検索しました。自分に応募できる選択肢が実際にあるのかどうかを、最初に確認したかったからです。

そのうえで転職エージェントに登録して相談し、その後、ITについての勉強(プログラミング言語、IT業界研究、職種研究)も始めました。

これは私が実際に行った順番であり、誰にとっても正解の進め方という意味ではありません。エンジニアという職種を具体的に検討する場合の準備については、「信用金庫からエンジニアになれる?向き不向きと転職前にできる準備」でより詳しく紹介しています。

信用金庫での経験は転職活動でどう見られたか

転職活動を始める前、私はエンジニアと信用金庫職員とでは仕事内容も働く環境も大きく異なるため、信用金庫での経験が評価されるのか不安でした。

実際の面接では、先ほどの保育園へのIT活用提案について話すと反応が良く、また、ある会社へ融資の提案をするために1か月間毎日通い、最終的に提案を受け入れてもらった経験については、粘り強さがあると評価されました。

ただし私自身は、この営業のやり方に再現性があるとは感じていません。かなり無理をしており、精神的な負担も大きいやり方でした。ここから言えるのは、「営業実績があるからエンジニアに向いている」ということではなく、仕事内容が大きく違っていても、過去の経験を別の観点から説明できる場合がある、ということだと私は考えています。

今、当時の自分に伝えたいこと

今振り返って思うのは、もっと早く転職を検討すればよかった、ということです。私の場合、転職エージェントに相談したことで助けられた部分が大きく、もっと早く相談していれば、信用金庫でつらかった期間を短くし、IT業界でのキャリアをもう少し早く始められたのではないかと感じています。

ただし、これは私個人の実感です。「転職エージェントに相談すれば早く転職できる」「つらいならすぐ転職すべき」ということを言いたいわけではありません。

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転職を考え始めたら、まずは選択肢を知るところから

信用金庫から転職するか迷っている段階で、すぐに辞めるかどうかを決める必要はありません。

私はまず求人サイトで未経験でも応募できる求人があるかを調べ、その後、転職エージェントに相談しました。実際に求人を見たり、第三者に相談したりしたことで、自分にはどんな選択肢があるのかを具体的に考えやすくなりました。

まずは「今の仕事を続けた場合」と「転職した場合」を整理したうえで、気になる求人を見てみる。必要であれば転職エージェントに相談してみる。そこからでも遅くないと思います。

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